日常をどう過ごすのか。モノを愛する人にとってこれは大きな課題だと思う。誰かにとっては必要のないものを持ち歩き、少し前の自分のカバンの中に、時間に、空間になかったモノを持ち歩き、それが自分の生活の一部、あるいは自分自身の一部にまで昇格する。

だからこそ、日常をどう過ごしどう感じるのか。何を見てどう切り取るのかが大切になるのではないかと思う。

万年筆にしてもそうだが、自分のライフスタイルさえ変えてしまうほどのものを手に入れることほどの快感はないと思う。自分が感じたもの、インプットしたものをどう表現するか、アウトプットするか、またその二つのバランスを大切にしたいと感じるからだ。

このD7100にフルサイズ用の50mmレンズ、35mm換算で75mmのレンズを使う理由は、片目でファインダーを覗いたまま両目を開いてもしっかりと二つの絵が重なってくれることだ。見るというインプットと撮るというアウトプットのバランスが良い。背伸びをしない等身大の景色を切り取ることができるし、そこに最高のシャッターチャンスが飛び込んでくればこれほど嬉しいことはない。

安すぎては撮る気もしないし持つ気もしない。かといって高級すぎては持ち歩くだけでも気が疲れてしまう。

丁度良いデジタル一眼レフカメラ。

といいつつ、ファインダーだけは高級機に倣って丸窓にカスタマイズしているが。

これはニコンオフィシャルオンラインストアのニコンダイレクト限定で販売されているアイピースアダプターのNEPS1にアイピースのDK-17を装着したもの。

この丸窓カスタマイズはかなりオススメ。