このシリーズのHDDは複数使っていますが、最初に入手したのはTravelstar 5K160シリーズで最も小容量となる40GBモデルのこの製品でした。当時はまだ同クラスの選択肢が複数ありましたので、使用感を試すために買ってきて、ThinkPad X31 2672-PHJに装着して使っていました。もっとも、このThinkPad X31は不調に陥ったため、後にThinkPad X32 2672-MXJに移すことになってしまいましたが。
先代のシリーズまでは高速モデルとして7,200rpmモデルが用意されていましたが、この世代は5,400rpmモデルに一本化されていました。ちなみにこの製品のスペックはバッファは8MB、インターフェースはUltra ATA/100、プラッター1枚当たりの容量80GBとなります。
この辺りのHDDからプラッター容量が飛躍的に増え始めたことから、その分高密度で記録されるようになり、回転数を上げなくても比較的速いHDDが作れるようになってきました。手元にデータは残っていませんが、体感速度では旧世代の7,200rpmモデルであったHTE7201010G9AT00よりも、こちらのHTS541640J9AT00の方が良好だった印象があります。
もっとも、40GB程度であれば64GBのSSDでリプレイス出来てしまうわけで、今となってはなかなか使い道はありません。事実、現在私のThinkPad X32の中にも64GBのSSDが入っていますので。当時としては十分速度にも満足出来た製品ですが、最近の2.5インチHDDと比べてもさすがに見劣りする速度となってしまっています。WesternDigitalを除きこれ以降IDEのHDDは新製品を発表したメーカーもなく、IDE接続のノートPCの性能面での寿命も限られることになってしまいました。今IDE接続のノートPCをある程度快適に使おうと思うなら、SSDを選択せざるを得ないでしょうからね。
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購入金額
0円
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購入日
2006年頃
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購入場所
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