サンワサプライがやってくれました。やってくれました。やっちゃってくれやがりました！

　とうとう、消費電力のログをPCで取得できるワットチェッカーを発売してくれました。してくれやがりましたよ。ﾋｬｯﾎｰｨ!

　相変わらずちょっとお高いですが、これは買う価値を感じますよね？　なら凸です。IYH！

https://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-TST10

　まぁ、見た感じもパッケージも同社製の他のワットチェッカーとはあまり差異がありません。

　ボタンはシンプルに3つ。「料金」「CO2」「計測」のみ。料金レートの設定時などは、料金が「＋」、計測が「－」、CO2が「エンター」キーになります。料金レートの初期値が22円とバカ高いので、最初顔が引きつりました。精神衛生上、料金レートは最初から設定しておくといいでしょう。

　ちなみに、リセットは「料金」 ＋ 「CO2」同時押しで3秒。「Yes」を選択してエンター（CO2）でリセット。コンセントに差し込みながら操作しないといけないのが少し面倒です。実使用時は電源タップで延長しておくことは必須でしょう。

　付属物は簡単なマニュアルと添付ソフト用のCD。それにPC接続用のUSBケーブル。

　差込口はひとつ。問題は無可動なので、壁に直接差し込んだりすると結構面倒ですね。スイッチ類がなくて、コンセントに差し込んで稼働するところは他のワットチェッカーと同じです。

　側面にはひっそりとmicroUSBコネクタ有。これでPCとUSB接続します。付属するUSBケーブルは硬めなうえに短いので、他のものを用意するといいでしょう。

　ではでは、PCのほうにWatt Monitor USB Programをインストール。

　システム要件はWindows 7とXP。Vistaと8はハブられています。ウチはほとんどのPCが8なので、困ったものです。とりあえずsonicoPCにインストールしました。

　が、ちょっとインストールに躓きます。なぜか上手くインストール出来ません。

　何度か試行錯誤し、最後はエンターキー連打でなんとかインストール完了。これはなんだろう？　ウチだけの問題なんですかね？

　Watt Monitor USB Programを起動するとこんな感じ。

 TAP-TST10とUSBケーブルで接続し、「計測データ」を押すとログを取得します。初期状態だと、「40Day」「1500Watt」「100kWh」と表示範囲が大きいので、範囲を小さくするといいでしょう。このへんの変更は手入力になります。

　データを取得するとこんな感じ。

　赤いラインが消費電力（Watt）。この図だと見えずらいんですが、青いラインが累積消費電力量（kWh）になります。

 　マウスでカーソルをラインに重ねるとその時点での「日時、消費電力、累積電力量」などのデータがポップアップします。これは( ・∀・)ｲｲ!!

　グラフで消費電力の推移を視覚的に確認でき、気になったポイントはマウスで指定すれば細かいデータが確認できるわけです。

　まさに期待通り！

 データは約1ヶ月保存され、その先は新しいデータに上書きされるそうです。「CSVファイル」を押して、ログは保存しておくといいでしょう。

　さて、期待通りの成果が出そうなワットチェッカーTAP-TST10ですが、ちょっと困った部分もあります。

　他の製品と同じようにTAP-TST10はコンセントに差し込むことで起動します。つまり、ログを取得するには本製品をPCの近くに持っていくか、PCに届く長さのUSBケーブルが必要になります。個人的には1～2mのUSBケーブルを用意したほうがいいのではないかと思います。私は電源タップを机の上まで引っ張ってきてますが、ケーブルがごちゃごちゃして大変なことになっていますからね。

　さらに、コンセントに差し込んでおかないと起動しないのに、リセットしない限りログは継続します。つまり、計測機器を変更した場合、リセットしないとログがごっちゃになりそうだということです。Zigsow的にはこまめにログをリセットしたほうがいいでしょう。リセットするためにもコンセントには差し込んでおかないといけませんがね＾＾

　このへんにちょっとした使い勝手の悪さを感じます。

　添付ソフトも、ログの取得範囲を細かく指定できないため、2つのPCのログを並べて比較とかするには、リセットかけて取得するタイミングを合わせる必要もありそうです。ちょっと使い方を工夫する必要がありそうなソフトとワットチェッカーです。

 多少癖のありそうなワットチェッカーTAP-TST10ですが、使い始めて3秒でelemoniよりマシだと実感できるのは確かです。これでログまで取得できるなんて素敵なことには変わりませんので、今後の活躍に期待してます。