四方を囲む銅製ヒートシンク内部にブロアファンを内蔵するという珍しい形状で、一応吸気が上(というか上下)なのでトップフローといえばトップフローだが、排気は横方向になる。
純粋なトップフローと異なり、排気が高い位置で出るので、チップセットの冷却力は低下するというサイドフローと同じ弱点がある。下からの吸気は限度があるだろうし。
ヒートシンクは4本のヒートパイプで接続され、土台も銅でそれ自体はかなり頑丈そうだ。
ちなみに時代が時代だけにファンは当然3pin。
8cmファンを隣に置いたが、ご覧の通り小ぶり。当時の装着写真でも478の純正リテンションにしっかり収まるサイズだ。高さこそ大きいものの、リテールクーラーとほぼ同じ感覚で装着できるのはメリット。
但し全銅製という事で意外な程に重い。デジタルスケールの電池を切らしてしまっているので正確な数値は判らないが、恐らく800g近くはあるのではないだろうか。
純正リテンションをそのまま流用するタイプなので、負荷はそれなりにかかっただろう。
パッケージには2段階ファンコントロールとあるが、実は抵抗入り延長ケーブルが付属しているだけ。抵抗入りモードだと音はかなり静かで、プレスコット478リテールの爆音に比べるとかなり大人しい。抵抗無しでも十分静かになった。
…と当時のイメージはそうだったのだが、今回単品動作させたら、抵抗無し状態だと4cmや6cmファンのような高音域の風切り音が耳につく。いかに当時のPC全体が煩かったかが伺える。
とはいえ、リテールより静かで温度は抵抗有り状態なら維持、抵抗無しなら低下した記憶がある。
どれもあくまで8年前の記憶なのであまりアテにならないのだが…当時はレビューとか考えてなかったし。
自室が夏場は35度とかになる&冷房をあまりかけない&Pen4 3.2E&エアフローとかあまり考えていないケースと過酷な環境でよくもまあ耐えたと思う。
結局夏場は抵抗入りケーブルを使う事が出来ず、もっと冷却力の余裕のある&光る(重要)Hyper6+にその座を譲り、LGAなどに流用できないコイツはそのままお蔵入り。
その後もメインPCのクーラーは変わっているのだが…
やっぱり変則配置&イロモノ。このPCU31-SDもその列に加われる…というか8年前から私のチョイスは何かおかしかったようだ。何気に歴代4個の中でHyper6+に次ぐ重さだったりするのが銅の意地か。
…実は本当にお蔵入りして長年見つからなかったのだが、昨日他のモノを探している時にPCパーツとは全く関係ない場所からゴトリと出てきたので登録してみた。
余談だが付属していた抵抗入りケーブルは流用がきいて便利なので、今でもテストPCとかでファン回転数を調整する時に使っていたりする。
-
購入金額
3,980円
-
購入日
2005年07月26日
-
購入場所
退会したユーザーさん
2013/04/26
さすが・・と言っていいのか(--;
ちょもさん
2013/04/26
夏場の過酷なシーズンは、ゼヒこいつで・・・
タコシーさん
2013/04/27
FANでFINを冷却しているんですね そこにヒートパイプ搭載
デザイン的にも見応えが有りますよ
下小川さん
2013/04/27
とりあえず今日のところは部屋のオブジェになってますw
自走式ファンならリテールにくっつけてもなんでも冷えそう!ぶぉおおおお!
ふっけんさん
2013/04/27
この洗濯槽のような縦長のシロッコファンがたまりませんw
下小川さん
2013/04/28
最近こういう変わった形状のクーラーってあまり出てませんねえ…