さかいゆう。以前偶然の出逢いをした
アーティスト。彼は子供の頃から歌は好きだったが、プロで喰うことは全く考えていなかった。18歳の時、プロ志向だった友人の事故死に逢い、友人の遺志を継ぐ形でプロを目指し、22歳でLA に渡り独学でピアノを修める。USではBabyfaceとも親交のあるMarc Nelsonと組んで創作活動をするなど精力的に動き、帰国後インディーズでの活動後、30歳にしてメジャーデビュー、現在までに2枚のフルアルバムを出している。
そのプロへの転向のきっかけとなった友人に捧げた2ndアルバムの心に染みる詞の曲、「君と僕の挽歌」に関しては先にご紹介したが、
こちらは彼のメジャーデビュー盤。
1stにしてもの凄いパワーに溢れているポップスであり、それを歌う七色の声、さらに彼の書く詞がグッとくる。軽い、男女の戯れを歌った詞、始まる恋の予感にウキウキ(←死語)している詞、喪した愛しいひとに対する重い詞...いずれも、斬新な切り口で胸に「くる」。
「N.A.M.E.」。出だしのこの曲はさかいの多彩な声音、発音のいい英語、ジャズ~ポップス~ソウル~ゴスペルと彼が影響を受けた様々な音楽、といったエッセンスが詰まった小品。リズムセクション(ドラムとベース)以外をすべて一人で手がけていて、芸達者なところを見せる。
さかいを認識した「ストーリー」と小粋なピアノで始まるポップチューン「おはようサンシャイン」を挟んでしっとりと「ウシミツビト」。これは詞。♪私の手を握りしめ/気付かないうちにkissして/何でも無い月明かり/ウシミツドキのイタズラ/つけっぱなしの映画のせいか/悲しい夢を見たの/こんな時に撫でてくれる/優しい手/そこにはもう無い/マブタに映る/クシャクシャの笑顔/忘れてもイイかしら?♪女性詞だが、声音のバリエーションが広いさかいが歌うとヘンじゃない。山口寛雄のウッドベースの唸り、リムショット中心のドラムと生ギ、ストリングスが切ない。和風な詞なのにコーラス部分が英詞、というのが彼の特色か。さかいのピアノと弦楽が絡むラストのプレイもイイナ。
「まなざし☆デイドリーム」。「のだめカンタービレ」で使われたこのアルバムで一番有名な曲?クラシックのJJ.S.Bachの「主よ人の望みの喜びよ(Jesus, Joy of Man's Desiring)」をオマージュしたイントロ、MISIA
や絢香のサポートで知られる名手種子田健のドライヴィンなベース、ところどころに挟まれる♪Let's go!♪、♪Yes!♪、♪Ho!♪といったかけ声で盛り上げるハイテンションな曲。終わり方は唐突だけどw
この盤は例の衝撃の出逢い(認識)をしてネットで探したところ(例によって)サイン入りが巨大オークションで出品されていたのでポチリ⇒⇒⇒ゲットォォォォォォォォォォォォォオ!という感じ(...っていうのが意外に多いですな(^^ゞ)
【収録曲】
1. N.A.M.E.
2. ストーリー ~album ver.~
3. おはようサンシャイン
4. ウシミツビト
5. ラビリンス
6. ↓
7. Yeeeeahs!!
8. まなざし☆デイドリーム ~album ver.~
9. Room
10. 週末モーニン
11. ティーンエイジャー
12. train ~album ver.~
『全曲ダイジェスト』
「まなざし☆デイドリーム」
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購入金額
3,900円
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購入日
2012年07月12日
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購入場所
Yahoo オークション
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