製品の特長

USB3.0対応の3TB外付けハードディスクです。パッケージ内容は本体、ACアダプタ、USB3.0ケーブル、ユーザーマニュアルです。

メーカーサイト
http://buffalo.jp/product/hdd/external/hd-lbvu3c/

筐体と付属品

寸法は39(幅)×123(高さ)×189(奥行き)mm。
以前プレミアムレビューさせて頂いたIO DATAさんのHDCA-UT1.0KBとほぼ同等の大きさです。

奥行きに関しては使用時にUSB3.0ケーブルが約80mm飛び出します。

USB3.0ケーブルは約980mm(A-B、コネクタを含む)で、HDCA-UT1.0KB付属のものと比べて、若干固くて取り回しし辛いです。

電源スイッチはありません。後述のように、接続する機器との電源連動でスイッチをON、OFFします。
背面にはメーカーオプションでファンが増設できます。
http://buffalo.jp/product/hdd/option/op-fan-alem/

筐体は上面から側面一方がピアノブラックでツヤ有。その他がツヤ無しです。
ピアノブラック部はやや指紋が目立ちます。

ACアダプタはHDCA-UT1.0KB付属のものと比べて若干小さいです。
出力はDC12V 1.5Aで同じです。

ハードディスクの容量は3TBです。
2TB以上のハードディスクとなりますので、テレビに接続する場合は対応しているかどうかを確認する必要があります。

縦横どちらでも置くことができます。

PCにUSB3.0で接続すると、青色のランプが点灯します。
PCにUSB2.0で接続すると、黄色のランプが点灯します。
データ転送中はそれぞれの色で点滅します。
青色LEDは明るすぎるものも多いですが、ちょうど良い明るさです。

Seagate製ですが、seatoolアドバンスドテストは出来ませんでした。
3TB通常フォーマット約6時間半かかりました。

廃熱が少し不安

室温約25度で、52度まで温度が上昇することがありました。
ハードディスクは50度を超えるような高温になると寿命が短くなるとされていますので、少し廃熱が不安です。
風通しの良いところに置く、USB扇風機のようなもので外から風を送る、メーカーオプションのファンを増設する
など、少し対策が必要だと感じました。

2014年11月1日追記：ハードディスクに入っている約15Mbpsの動画を1時間程度見ていると、室温約20度で50度まで上昇しました。やはり熱対策は必要と感じます。

電源連動もしっかり動作

USB3.0で接続時は「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」を実行すると、自動で電源が落ちました。
スタンバイからの復帰時もUSB3.0,2.0ともに問題なく復帰できました。

CrystalDiskInfo、CrystalDiskMark

中身のHDDはSeagate製ST3000DM001-1CH166でした。
かなり高速で、読み込み速度(Read)が200MB/s近く出ています。

高速な分、騒音は起動時のカチャカチャした音と、ファーという回転している音が少し目立ちます。それほど静音ではないと考えておくと良さそうです。

消費電力

カスタム　エコキーパー EC-03で測定しました。
電源ON、書き込み時 約8-10W
電源ON、放置時 約6W
電源OFF通電時 約1W

未解決の現象

2015年03月28日 回避策を追記

手元のPC環境でUSB3.0接続すると、稀に起動に失敗することがあります。
(ハードディスクがスピンアップした後、10回ほど黄色ランプが点滅し、起動しない)
起動し、認識した後は全く問題なく使用することができます。
サポートに問い合わせさせていただきましたが、こちらの環境が自作PCということもあり、未解決となっています。

マザーボードはIntel DZ68DB、ASUS M4A88TD-V USB3.0で確認しています。

Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller

ドライババージョン：2.1.28.0、ファームウェアバージョン：3028

回避策(試行回数が少ないので、要追試)

上記現象が発生時に、2つあるUSB 3.0ポートのもう片方のポートに、USB2.0のUSBメモリを差して抜くと、自動的に本HDDが起動することを確認しました。

まとめ

やや騒音と発熱が気になります。しかし、その分速度が速い3TBハードディスクです。
TVに繋いで録画などで長い時間電源をONにする用途よりも、大容量を生かして写真などの大量のデータを詰め込み、時々取り出す倉庫用に向いていると思います。