せっかく新PCをAMDのAPUで組むのだから、とわざわざハイエンドのMB買いました。
AOpen → GIGABYTE と、特にMBメーカーについては拘りはありませんでした。
もともと貧乏人なのでお値打ち価格で自分の気に入った機能があればそれでよい、というスタンスなので。
ただ、前の
反省を踏まえて今回は
・電源フェーズ数
・BIOS/UEFI設定クリアスイッチが背面にあること
にこだわってみました、というのが唯一のポイント、かな?
ASRockは昔は変態マザーとの愛称があるメーカーでしたが、いまではこんなまともな(マトモだと思う)マザーボードも作っているようです。
ASRock信者でもなく、追っかけでも、はたまた回し者でもないのでメーカーについてはこの辺で。
メモリスロット下部のヒートシンクの付いている箇所にこのMBの心臓部ともいえるA85X FCHが鎮座ましましています。
CPU左部分がVRM部分です。8+2フェーズの電源構成です。VRMもデジタル制御になって、負荷によって要求されるVcore 電圧の0.9-1.5vを精確に供給できるようになっています。
先代マザーもそうでしたが、主要なコンデンサは固体コンデンサです。GIGABYTEマザーを使っていた時代はUltra durable + DualBIOSへのプチ信仰がありましたが、もう最近は何処も似たり寄ったりなんでどうでもいいかなー、と思ったり。
安定性を重視して組むのも一つの方法ですが、せっかくの「自作」、ちょっと面白い方向へ走ってみてもいいんじゃないか、と。ええ!
基板ですが、大分すっきりしています。それもそのはずで、Trinity APUで念願のCPU + GPU + ノースブリッジの三位一体が完成し、看板に偽りなし状態が完成されたので、AM3系のパフォーマンスモデルに見られるノースとサウスの2チップ構成ではなく、MBに実装されているFCH(Fusion controller hub)は実質サウスブリッジ+αです。メインストリーム向けのMBですが、性能を犠牲にせずワンチップ化がソツなく行われている印象を受けます。(主観)
●仕様
FM2ソケット
A85Xチップセット
PCIe x16スロット3つ
(ただし上から順にx16、x8、x4)
PCIe x1スロット 2つ
PCIスロット 2つ
メモリスロット DDR3 2600+(OC)までのDDR3 SDRAM x 4 デュアルチャンネル駆動可能。
DDR3 2600+とシルクに印刷されていますが、通常のメモリも使えます(当たり前)
特筆すべきなのはMBメーカーがOCに対応を堂々と謳っているところかもしれません。
流石ASRock、俺たちにできないことを平然とやってのける、そこに痺れる、憧れるぅ!
Dual channel動作をさせるためには、2枚のメモリをPCBにシルク印刷されたスロットの番号順ではなく、飛び飛びに挿すようになっています。上図ではA1+A2に挿すのではなく、A1+B1に挿すようになります。
あ、それと基板裏のCPU台座(?)を留めておくバックプレートは先代と違い、金属製でした。
写真を失念。お許しください!!
なんとなーくリテール以外のクーラーも取り付けられそうな雰囲気がしますね。
OCへの誘いを感じる。
#まあA10-5800K自体が通常でも3800MHzという驚異的な(褒めてないよ)周波数で動いているからOCする気は失せます。
1回空冷で4400MHz位までやってみましたが、どうも定格以上になると消費電力が半端なく上がります。(当たり前)
温度も消費電力も上がり具合が尋常じゃないので常用目的でできる代物じゃないような気がします。
それよりも通常運転でCnQ任せにしてエコにした方が色々とお財布にもハードウェアにも優しいと思います・・・。
個人的にはPCIは一つでよかったかなーと。
Soundと LANは「いつもの」Realtek製オンボードです。
個人的に注目したい点として、年々オンボードのサウンドデバイスは品質が上がってきています。
このマザーのオンボードサウンドも先代マザーのサウンドチップよりS/N比が向上しています。
ううむ、Realtek侮りがたし!!
SATA:SATA3、内部コネクタ7つ。eSATAコネクタ1つ
SATAポートが横出しになったのはちょっと評価プラスしたいところです。
反面、ケース配線に若干苦労したりする点もありますが。
USB2.0, 3.0:それぞれ8:6
貧弱と侮るなかれ、MB内のピンヘッダがあるので実際はもうちょっと使えるポート数は多くなります。
A85X純正のUSB3.0コントローラとASMedia社製のコントローラでUSB3.0ポートの多さを実現しています。OS導入時にASMediaドライバも入れる必要があります。
最近のトレンドとして、内部USB3.0ポートもきちんと装備されています。
まだ何も装着していませんが、将来3.5"FD+カードリーダーを付けようかと思っています。
シリアルポート:オプション(MB上に端子のみ実装、有効化、無効化はUEFIで設定可能)
IrDA:上に同じ
シリアルとIrDAは別途専用のライザーモジュールが必要になります。
同梱してほしかった。
シリアルは表からは姿を消したもののまだまだ現役ですね。
かくいう筆者もシリアルポートはPICライターなんかで使うので有ってよかったと思う次第です…が!!
Windows 8などの最近のモダンな(Vista以降?)OSは低レベルデバイスを叩くことが準御法度的な扱いになっているので、
ポートはあるけど使えない
状態になりそうな予感です。
BIOS/UEFI AMI UEFI BIOS (FLASH 8MiB ?)
つい最近までBIOS, BIOSと呼んでいたあの画面はUEFI(UEFI BIOS?)という次世代のファームウェアに置き換わりました。
マウスで主要な操作が一通りできる点でもはや隔世の感です。それこそ去年までBIOSだったので。
UEFIの時点で色々なデバイスを認識できるため、ネットワーク経由でのBIOSアップデート機能なんかも備わっています。
その代わり、ROMのサイズはかなり大きくなりました。
先代マザーのBIOSファイルが512KBだったのに対して、このマザーのUEFI BIOS のサイズは8MB位あります。
・・・まあ、それがどうしたといえば別段特に困りもしないし、どうもしないのですが(^^;)
要は筆者が浦島太郎状態だったということを伝えたかっただけだったりします、はい。
現状の使用では有り余るほど満足です。
APUとMB、思っていたより少ない投資で前のPCより高性能かつ省電力なマシンが組めて満足です。
UEFIにちょっと難があるかなぁ…
*Fast bootオプションを有効にしてもあまり早くならない
*ちょっとでも一線超えたOC設定にするとブートしない(画面が出ない)
*規定回数ブート失敗すると設定がデフォルトに戻る(これはありがたい)のだが、dGPU挿してないのになぜかUEFI画面表示のために真っ先に見に行くデバイスがPCIe16
*結局CMOS Clearスイッチ押すハメに…
*使い方が謎すぎる「除湿器」機能
まあまあこんなところです…
X-boost機能
POST中にXを押すだけで15%ほど性能を上げた設定に自動的に変更してくれるようです。
しょっぱなからこの機能を使っていて、今に至りますので効果がどれほどかは不明…(^^;)
XFast 555テクノロジー
ASRock謹製の高速化技術…らしいのですが、効果の程は…眉唾物だと思う。
ちゃんとYoutubeに公式のプロモがあるのでそちらをご覧あれ。
XFast RAM
RAMディスクを作ってそこに一時ファイルを格納することによって高速化を図る
→確かに、メーカー謹製ドライバで、これで作ったRAMディスクはすこぶる安定しているのですが、如何せん筆者はRAMを8GBしか積んでないので逼迫します。
RAM全とっかえして32GBにしたらやってみたいね。うん。
XFast LAN
ソフトウェア制御でLANのレイテンシーを隠蔽
・・・眉唾です。
XFast USB
専用ソフトウェアによる制御でUSBメモリなどを高速化
→スタートアップに居座るので重くなる+起動が遅い+USBデバイスの取り外しが面倒
・・・本末転倒です。
結局使えるのは潤沢なメモリを積んだうえでXFast RAMしかないという罠。
安価でここまで機能があれば個人的には上等です。
また気づいたらコソコソ追記します。
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購入金額
12,000円
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購入日
2013年01月31日
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購入場所
ドスパラ通販
cybercatさん
2013/03/27
>*使い方が謎すぎる「除湿器」機能
ここがASRockが変態と呼ばれる所以でw
しばさん
2013/03/27
コメントありがとうございます。
なるほど…この除湿機能こそが変態要素だったのか!!(←
梅雨とかになったら活躍するのでしょうかねぇ…日本も台湾も高温多湿ですし。
しばさん
2013/03/29
最初、リンクだと気づきませんでした(涙
早速入会させていただきました。
cybercatさん
2013/03/30
コメ欄だとリンク目立たないんですよね(^^ゞ(まぁ、ムリヤリお誘いするワケではなくご紹介だったので別に良かったのですが)
>早速入会させていただきました。
いらっしゃいませ~w
ひろよしさん
2013/03/30
何回つなぎなおしても認識してくれない時があります。