通常7～8,000円のBluetoothヘッドセットを手頃な価格といっていいのかどうか少し迷いますが、”使える”レベルの製品だとこのへんの価格帯になってしまうと思うので、やはり手頃な価格としておきます。

　plantronics製のBluetoothヘッドセット。日本では販売していないメーカーのようで、購入するには保証のない輸入品になります。今まで使っていたLogitec LBT-AVNB02AWPBKの代わりとして急遽購入しました。

　 Backbeat 903+は、前モデルの903から改良を施されたモデルとのことですが、それでも2010年10月発売とちょっと古い製品です。本当はLBT-AVNB02AWPBKより新しい製品を探したのですが、条件に合いそうな製品がなかったので仕方がありません。どうやらネックバンド型のBluetoothヘッドフォンはあまり人気がないのかもしれませんね。残念なことです。

　Backbeat 903+ Spec

　通信：Bluetooth2.1+EDR

　サイズ：12.2 x 5.8 x 22.7 cm

　重量： 32 g

　駆動時間：通話7時間/待受時間7日

　充電形式：micro USB

　プロファイル：HSP・HFP・A2DP・AVRCP

　私は駆動時間を重視しますので、7時間動作は合格点です。さらにA2DP対応ということで、ある程度の音質は保証されているようなものなのでこの製品に決めました。

　ちょっと大きめのパッケージからズルっと引き出すとこんな感じ。

　耳周りはかなり大きいです。イヤホン部分も少し大きめ。総じてサイズは大きめな印象。

　ただ、ネックバンド型といっても首の後はケーブルなのでストレスレス。上着の襟にネックバンドがこすれて音に雑音が混ざるということがないのがいいです。冬の間は、LBT-AVNB02AWPBKを使っていると結構この襟で擦れる音が大きいので気になっていたんですよね。

　なかには小さめのマニュアルが2冊。

　特別なことも書いてなかろうと、ろくに目を通さずにパッケージの中へ……。

　さらにパッケージの中にはメッシュのポーチが。なかにはACアダプターとmicroUSBケーブルが同梱されていました。今まで使っていた充電環境を変える必要もないので、これもそのままパッケージ内にしまっちゃいます。 

　さて、 Backbeat 903+本体をぐるっと見回していくと、操作ボタン類は左側に固まっています。

　左耳のイヤホンには通話のon/offボタン。右耳のイヤホンには音楽再生の再生/一時停止ボタンがあります。これのおかげで本体の電源を入れてから耳に装着しようとすると勝手に再生と一時停止を繰り返されたりするので、電源を入れるのは耳に装着してからのほうがいいと思います。

　充電コネクタも左側にあります。ゴムカバーがかかっていますが今にも取れそうです。この部分は長持ちしそうにないですね。

　購入前に軽くレビューを探してみたところ、どうやら○の部分が弱いようです。ここがポッキリと逝きやすいようなので、いつまで持つのか。逝ったら修繕できるのか。今からちょっとドキドキしています。 

　さて、さっそくバリバリ使っていこうかと思ったらいきなり躓いたのが、この独特な形状のイヤーピース。この形がかなり大きくて耳に合いません。無理やり耳に押し込むことになるので、うまくはまればカッチリ耳にはまる形だといえるのですが、やはり大きすぎるのが難点。

　これは買う前に分かっていたことなのですが、気になるなら別のイヤーピースに取り替えればいいと思っていました。だが、甘かった。サイズが大きすぎて他のイヤーピースが使えません。自分の耳に合おうが合うまいが、無理にもこの形を使い続けなければならないようです。その代わり、耳にちゃんとはめれば音漏れはしないんじゃないかと思います。

　気になる音質は、まぁ及第点。Bluetoothだと、まずまともに音を受信してくれないことも多いので、それにくらべればかなりまともです。他のレビューを見てると音飛びに言及しているものもありますが、特に問題ありませんでした。使いはじめた頃は……。これを使いはじめて1ヶ月ほどになるのですが、最近になって音飛びするようになってきています。なんで？　原因はよくわかりませんが、劣化しているのでしょうか？　まだ「Bluetoothだから……」で済ませるレベルの音飛びですが、これ以上酷くなるようなら大問題です。これは以後の経過をみてみないとわかりませんね。

　かなりカッチリと耳にはめて使うことを前提としているのか、外部の音に対しても対策がなされています。音楽を止めているとマイクが外部の音を拾うようになるので、耳に装着したまま会話が可能です。かなり違和感を感じますが……。ただ、装着に少々手間取る製品なので、会話のたびに外したりするのが面倒なため、ある意味便利な機能です。

　使い始めの頃は、ちょっとドキッとするのが音声でのアナウンス。電源オン時やバッテリーが少なくなった時に音声で残り駆動時間が音声で流れるます。バッテリーが少なくなってくると、このアナウンスの間隔がどんどん短くなっていくのでドキドキしますね＾＾

　なかなか良さそうな製品が見つけられないBluetoothヘッドセット。今では少し古くなってしまった製品ですが、現状では数少ない”使える”製品だというのが、現状での判断です。あとは、長持ちしてくれることを祈るばかりですが、あまり期待はできない印象なのが残念です。

※2014年8月　バッテリー終了

ケーブルが切れたわけでも本体が破損したわけでもないのに、バッテリーがお亡くなりになりました。約1年半の使用期間でしたね……。

6月くらいからバッテリーをフル充電した直後に起動すると、残り時間4時間とか1時間とかいうようになり、8月に入ると「BATTERY LOW！」とか言い出す始末。そして、ついに起動しなくなりました。

Bluetoothヘッドフォンもなかなか長持ちしませんね……。