何度もご紹介しているギタリスト、Char。彼はアイドル的な扱いでデビュー
しながらも、その確かな腕でギタリストとしての確固たる地位を築き、3ピースバンドや外国人のリズムユニットと組んだバンド、ギタリスト2人のユニットなど幅広い活動をしている。現在はインターネット販売を中心とするレーベル「Zicca」を立ち上げ、そこでロックの古典をカバーしたアルバム
をリリースしたりしている。
これはそのロックの古典のカバープロジェクト、TRADROCKシリーズの一環として、“アンプラグド”で2011年9月13日に行われたライヴの一発録り。メンツは生ギターがChar、パーカッションが古田たかし、ベースが澤田浩史の勝手知ったるトリオ構成。それに何曲かでゲストボーカル&ギターでTHEATRE BROOK
の佐藤タイジ(泰司)が加わる。
...カッコイイ♡
取り上げる曲としてはロックの古典や自分の昔の曲。生ギター1本で演るアレンジはまた格別。
「Pipeline」。MCでCharが言うには「一番初めに弾けた曲」らしい。タンタタタン、タァンタタタ、タンタタタン、タァンタタタのところは3人の息もぴったり!当然テケテケテケテケテケ..もある。ほとんどリバーブも加えていない生ギターなのに、思いっきり「Pipeline」してる!
「Sunshine of Your Love」はCreamのあの名曲。澤田がベースで「あの」ラインを延々とやり、古田がパーカッションで彩りを添えるが、Charは生ギター一本で例のラインとコードとハーモニクスまで交えたオブリまですべてやっている神演奏!カッティング主体のファンキーな「Sunshine of Your Love」ってどうよ?w
「籠の鳥」は自身のトリオ時代(Johnny, Louis & Char)の名曲。ここで佐藤タイジはCharとハモりながら歌うがすげぇ存在感。2本のギターによる弾き語り状態だが、ふたりの熱い演奏と声でめちゃ、盛り上がってる。肩の力を抜いて等身大の楽器で、自分の語るところを語る、魅せるところを魅せる、そんなライヴ。客席とのやりとりも判ってる、こと前提(「Pipeline」の演奏の途中で「思いっきりEm(イーマイナー)」って言ってもコード知ってなきゃわかんないよw)。
自身とロックの原点に還って、虚飾のない生の楽器で自分を表現する。そんな“ソリッドな”作品です。
【収録曲】
1. All Around Me
2. Wasted
3. Pipeline
4. Sunshine of Your Love
5. Communication Breakdown
6. Here, There and Everywhere
7. かくれんぼ *
8. 籠の鳥 *
9. Sittin' on the Dock of the Bay *
10. Get High
11. Nameless Land *
(*:featuring 佐藤タイジ)
アルバム特設ページ(一部試聴ファイルあり)
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購入金額
1,500円
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購入日
2012年11月頃
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購入場所
新星堂
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