したがって、手当たり次第にBP-511系のバッテリーを充電しておけば、どのカメラを使う場合でもバッテリーには困らないというメリットがあります。ただ、いずれも古いカメラであり、添付のバッテリーは能力的に弱ってきているものが多いのが問題です。特に起動時の電力消費量が大きい(と思われる)EOS 10Dでは、きちんと充電を終えたばかりのバッテリーを入れても、シャッターを1回切っただけで残量表示が殆ど無しという状態になってしまうこともあるほどです。
そこで格安品が出たときになど少しずつ買い足してはいたのですが、初期添付品の3本はもはや動作チェック程度にしか使えないような劣化ぶりです。
カメラの台数から考えれば、常時4~5本程度は使えるバッテリーがないと、充電器無しで遠出して大量撮影というのは難しいわけですが、BP-511Aもメーカー希望小売価格8千円と決して安価ではなく、なかなか新品できちんと揃えるのは難しいわけです。
そこで以前一度互換バッテリーを1,500円程度で購入したことがあります。JTT(日本トラストテクノロジー)が発売しているもので、一応日本メーカー製のセルを使っているらしいものでした。これは今まで既に2年以上使っていると思いますが、持続時間も良好ですし、妙な発熱などもなくなかなか優秀な成績で気に入っています。
そして今度EOS 10Dを親戚の子供にあげてしまおうと思ったときに、添付してあげられるコンディションのバッテリーがないということに気付いたのです。さすがに自分の手元に2本程度はまともに使えるバッテリーを残しておかないと話になりませんし。
そこで最初は同じJTTの互換バッテリーを買おうと思いWeb上で調べていたのですが、ついでに自分の予備分も買おうと思い安い店を調べていると、より怪しげなバッテリーが1本650円という恐ろしい値段で売られているのを見つけたのです。型番は本体記載に従ってDS-DV001 for BP511Aとしてありますが、販売店ではBTDV-003Bと表示していて、正体はよくわかりません。
さすがにテスト無しで使うのは怖いので、とりあえず2本買ってランニングテストしてみることにしました。とりあえず満充電までを純正充電器と怪しい互換充電器とで試して、妙な発熱などがないことを確認して、その後EOS 10Dでの動作チェックに入っていますが、現時点ではおかしな挙動などはありません。ただ、本体に入れたままにしておいた場合など、まだまだ怖い部分は多くありますので、今後もしばらくは様子見を続けたいと思います。
ちなみに容量等は純正品と全く同じになっていますが、本当かどうかは何ともいえません。そもそも手持ちの純正品のコンディションの方がより難有りな訳ですが。このまま無事に使えてくれればコストパフォーマンスという意味では文句ありません。精神衛生上はあまりよろしくはありませんが。
何か明確な変化や問題が生じた場合には、こちらに追記していく予定です。
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購入金額
650円
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購入日
2013年02月13日
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購入場所
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