レビューメディア「ジグソー」

持ってます

R11S4MI-BAの改装用に購入しました。
改装といっても結構前からATOM+IONマザー


に変更してダイニングPCとして使用していました。
しかしながら動作が遅いので評判が悪く、HDDの故障による引き上げと共に改装を施すことにしました。

今回はATOMより高性能ながらも、TDPの低いノート用Celeronを搭載したこのマザーに目をつけることにしました。
同等の製品はBIOSTORやMSI・ECSと複数のメーカーから販売されていますが、HDMIとUSB3.0を搭載しているのはこの製品だけです。
単なる軽作業用PCであれば特に拘る必要性は無いのですが、動画再生等の用途ではHDMIは必須でしょう。

今回は最安値のAmazonから購入しました。
パッケージは前回購入したP8H67-Iと似たデザインですが、サイズの面では低くなっています。
代理店はテックウインドとなります。

内容物は
マザーボード本体
IOパネル1枚
SATA6.0Gケーブル1本(下向きL字コネクタでラッチ付)
SATA3.0Gケーブル1本(下向きL字コネクタでラッチ無)
マニュアル1部
ドライバ・アプリケーションメディア1枚
となります。

動作チェック
構成としては
メモリ:TSD38192M1333C9DC-E(8Gあれば十分でしょ)
SSD:SSDSC2MH120A2K5(付属のマウンタが決めて)
BD:IHES112-04
電源:KRPW-SS500W/85+(動作チェック用として重宝しています)
OS:Windows7 HomePremium 64bit(今年だけで4つ追加している・・・)
となります。
正常に通電していればメイン電源コネクタの下にあるLEDがグリーンに点灯します。

起動に関しては問題なし。
BIOSはEFIとなり、P8H67-Iと同じタイプの様です。
BIOSバージョンは購入時で「0305」でした。

OSのインストールも問題なく進み、ドライバはCDのバージョンで済ませています。
ユーティリティは使用せずドライバのみとしました。

Windows7におけるエクスペリエンスインデックススコアは

と案の定CPUがネックとなります。

CPU
ノート用のCeleron 847が搭載されTDPは17Wとなります。
手持ちのネットブックPavilion dm1-4301AUのCPUスコア(E-1200 1.4GHz)が3.5なのでこちらが若干上ですが、それ以上にレスポンスが良くなったと感じました。
CINEBENCHのスコアも0.85とCeleronG460と同等であることを示しています。


GPU
OpenGLのスコアは5.61とRADEON HD7310(5.07)を10%程上回っているものの、体感的なものではありません。
これからBDやMpeg2-TSファイルの再生を行っていく予定です。

動作音
唯一の冷却FANはCPUクーラーとして40mmFANが取り付けられています。
型番は「PLA0410S12M-1」であり、回転数が4800rpmとのことです。


Q-FANにおける動作モードを変更してみましたが、FANの回転数に明らかな変化は確認できませんでした。
特別うるさくは無いものの、気になるレベルではあります。
その代わりにCPUの冷却に効果がありますね。

温度について
室温は暖房使用にて22.6℃、ケースを使用していないのでエアフローは最高です。


CPU温度
アイドリング時:32.5
OCCT実行後1時間経過:38.5℃
最高温度:41

Core温度
アイドリング時
Core0:39℃
Core1:35℃
OCCT実行後1時間経過
Core0:47℃
Core1:43℃
最高温度
Core0:51℃
Core1:47℃
と全体的に低めですね。
小型のヒートシンク+FANですが、十分に冷却が行える見込みがあります。

Core電圧
アイドリング時:0.78V
OCCT実行後1時間経過:1.03V
実行直後のみのピーク:1.04V

消費電力
シャットダウン時:0.5W
アイドリング時:22.6W
OCCT実行中:33.5W
CINEBENCH実行時
CPU:30W
OpenGL:35.5W
確かに消費電力は低いですが、Celeron G1610と比較するとWパフォーマンスにおいて見劣りすることが分かります。

一通りチェックが終了したのでケースへの組み込みを行いました。
ケース・電源はR11S4MI-BAを流用しています。
後の変更点はBDをBDR-S06J-KRへ変更していることです。

IOパネル・マザーボードを取り付けてから、SSDを固定します。
このケースはSSDの使用を考えておらず、底面から固定することができるマウンタが必要となります。
市販されてるマウンタやSSD付属品の多くが左右の取り付けしか考えていない代物が多く苦労しましたが、SSDSC2MH120A2K5付属品が丁度良く使用可能です。
ただし、ネジはケース付属品だと合わないので別途用意する必要があります。

SATAケーブルは付属品ではなくPRS50BKを使用しています。

マザー上のSATAは2つあり、ポートはSATA6.0Gが白/SATA3.0Gが青となっています。

電源ケーブル等を接続していきます。
CPU電源(4Pin)は配線処理を考えると若干不足気味ですが、動作には影響ないのでそのままにしています。

フロントパネル側のオーディオのピンヘッダーを接続しますが、USB2.0のピンヘッダーは1つしかないのでUSB2.0*2とカードリーダーのどちらかを選ぶ必要があります。
全く使用しないと判断すればUSB2.0へ変更するでしょう。
さらにシリアルのピンヘッダーが用意されていますが、残念ながら用途が無いので未使用です。

光学ドライブは予定通りにBDR-S06J-KRを、SATAケーブルは向きと長さが丁度良いのでPRSL15BLを使用しています。



最初は余っているBH08NS20にする予定でしたが、奥行きがあるのでヒートシンク上の40mmFANと干渉する恐れがあり変更しています。

尤もFANはPF4010Sへ変更しており、若干音が小さくなりました。


ネジとゴム製のスペーサーはそのまま使用していますが、抜け防止とヒートシンクでゴムが切れないようプラスチックのワッシャーを追加しています。
さらなる静音化のためにCFZ-4010Lへの変更も考えましたが、電源FANのノイズで効果が不明・コストUPになるので諦めています。

拡張スロットはPCI Express x16が1つだけです。
まあ、Mini-ITXなので仕方がありませんね。
GV-MVP/VSで地デジが視聴できるか試しましたが、ソフトウェア側の問題で駄目でした。
さらにGV-MC7/HZ3でも試すことにします。
ブラケットのカバーは使い捨てであり、この際新しく購入することにしました。
  • 購入金額

    8,403円

  • 購入日

    2013年02月頃

  • 購入場所

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