ビデオカードの性能測定では世界的に標準ベンチマークソフトとして利用されるのが、3DMarkです。
業界標準のツールであるだけに、基本的な性能測定機能は無料のBasic Editionでも利用することは出来ます。ただ、測定項目のカスタマイズが出来なかったり、ベンチマークとは直接関係のないでも画面を強制的に見せられたりなど、無料版故の不便さというものはどうしてもあります。
その点、有償版となるAdvanced Editionであれば、そのような機能制限が無く、デモ画面だけを項目から外したりということが出来るようになり、煩わしさは解消します。ただ、性能測定用のツールに日本円で3千円以上払えるかという点がネックになるだけです。
職業ライターの方であれば当然商売道具としてその程度の出費を惜しむことは無いのでしょうが、生憎こちらはただのPCユーザーであり、滅多に使わないソフトに3千円以上払うというのはどうにも抵抗がありました。
しかし、6月の下旬頃からPCゲーム・ソフトウェアの配信サービス「Steam」で大々的なサマーセールが開催されていて、かなり多くのソフトウェアが通常より大幅に値引きされています。
最初はゲームの「Ys VIII」や「A列車で行こう8」辺りでも買おうかとSteamのストアページを眺めていたのですが、ふと目にとまった安売り情報が3DMarkのものでした。
通常価格から見れば実に85%引きとなる463円で、やはりPCの性能測定用ツールであるPCMark 10とのバンドルだとさらに割引が拡大される上にVR描画性能を測定するVRMarkが付いてくるということです。まあVRMarkに用事はなかったものの、3DMarkとPCMark 10をそれぞれ単品で買うよりはセット価格の方が割安であったため、こちらのバンドルセットで購入してみました。
有償版を買うべきか否かは難しいところ
現在作成中のWD Black SN750のレビューを書くために組んだPCで、3DMarkに含まれるDirectX12の描画能力を測定するテスト「Time Spy」を実行してみました。
今回これを動かしたPCは、
CPU:Intel Core i7-6700
M/B:Supermicro C7Z270-CG
ビデオカード:ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB
メモリ:8GB×2 DDR4-2400
起動用SSD:SanDisk Extreme PRO 240GB SDSSDXPS-240G-J25
という構成となります。
今となってはお世辞にも高性能とはいえないGeForce GTX 1060 6GBですから、スコアの方は大したものではありませんが、DemoのON/OFFが切り替えられるなど有償版ならではのメリットは感じられました。
もっとも、そのために500円近い金額を払って納得できるか否かは個人差があると思われ、その金額を許容できるのであればお買い得、そうでなければ無理に有償版を買わず無償のBasic Editionで性能測定されるべきと思います。
なお、表記の購入価格は3DMark+PCMark+VRMarkのバンドル購入価格となります。
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購入金額
917円
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購入日
2019年06月27日
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購入場所
Steam
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