今年(2013)は大彗星が2つもやってくる予想が出ています。パンスターズ彗星とアイソン彗星です。彗星といえば長い尾を引いて天空を舞う姿が美しいですよね。今年は2つも見れそうです。
そこで気になっていた双眼鏡・・・というかオペラグラスのワイドビノ28を購入してみました。これはもともとロシアでサーカスやオペラを鑑賞するためのものだったとか。
倍率は2.3倍しかありませんが圧倒的な広視野を堪能できます。オリオン座を見たら全景(ベテルギウスとリゲルを対角とする四方形)がちょうど収まる視野でした。生憎届いた今日は雲がある夜空で肉眼ではあまり星が見えなかったのですが、これで見るとなんと雲の向こうに星が見えるではありませんか。銀河の見える暗い空で使ったら一晩中ため息が出そうです。
星像は中心部ではかなりいいです。周辺部は乱れますが、ガリレオ式の特徴でしょうか、斜めに見ると中心部でも星像が乱れ色収差が出ます。しかし斜め見ではなく目玉全体を動かす感覚で周辺を見るとあら不思議きれいな星像が見えます。
ちょっと見方にコツがいりますが、それを覚えれば星空を堪能する強力な武器になります。もちろんその広視界をはみ出すような大彗星を見たら天国にも上るような気持ちになるに違いありません。
発売は1994年だそうです。当時はロシア製だったらしいのですが、現在は中国で製造されているそうです。以前の「入れにくい・出しにくい」と不評だったレザーケースはナイロン製の妥当なものに変わり、コーティングもよくなったらしいです。
ストラップがないので首からかけられないので何か工夫したいところです。発売元の笠井トレーディングでは対物側に48mmフィルターを付けられるアダプターもオプションで用意してあるそうですが、アダプターと48mmのUHCフィルターを2枚購入する値段など考えたくもありません。それだけでこのワイドビノ28の値段を軽く上回ってしまいます。
ともあれ、お気に入りのギアとして私のザックに放り込むことが決定しました。是非お試しあれ。
====2013/2/9 追記====
購入してからザックに入れて持ち歩いていますが、昼間は使いませんね。星しか見てません。
でもこの視野の広さは中毒になりそうです。空の明るいところでもある程度星が見えるし、良い条件の空だとグフフフフとなってしまいます。
フォーカスが単独なので万人に勧められませんが、わたしの持っているNikon7X50トロピカルと同じなので私的には無問題です。
パンスターズ彗星は暗くなってしまったらしいのでアイソンまで彗星はお預けですが、気軽な星空探訪用として日々活躍してます。
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購入金額
14,800円
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購入日
2013年01月30日
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購入場所
KYOEI
hatahataさん
2013/02/21
これで星空を観るのですかぁ~。夢があって良いですねぇ。
凄く綺麗な星空が見えそうです。
frogさん
2013/02/22
これで星空を見ていると飽きませんよ。
早く夏の銀河を見てみたいです。
お勧めですよ。