レビューメディア「ジグソー」

せっかくの小型サーバーなんだから少しでも多機能の方がいいよねっ!

HPのサイトでキャンペーン中だったのでディスクレスモデルを購入しました。

CPUはAMD Turion™ II NEO N54Lプロセッサー(2.2GHz)のようです。
一つ下のN40L(1.5GHz)の商品電力は15W、この商品は10W高い25Wです。


前に持っていたのがN36L(1.3GHz)なので乗り換えようと思いました。

前面
前面

 

背面
背面



前面を開けたら、ノンホットプラグ部分にHPロゴが付いてました。
2010年の頃のものと比較すると、その部分だけが違うように感じました。

ドア開けた中
ドア開けた中



中のマザーボードですが…

N54L
N54L(今回のモデル)

 

N36L
N36L(前のモデル)


前のものと比較する限りではパッと見はそんなに変わらないみたいです。
右下のVGAコネクタ付近に黒いプラスチックのガードが付いたくらいでしょうか。

メモリはSAMSUNG製のようです。

M391B5673GB0-CH9
M391B5673GB0-CH9
 
  • 無線LANのアクセスポイント化の実験

「せっかくの小型サーバーなんだから少しでも多機能の方がいいよねっ!」というテーマで
今回は無線LANのアクセスポイント化を行ってみたいと思いました。
 
【構築環境】
・OS:Fedora 18 ( kernel 3.7.2 )
・構築用PC:HP ProLiant MicroServer
・アクセスポイントソフト:hostapd
 
 
無線LANのアクセスポイント化する為に必要なもの
  • APとして動作可能な無線LANカード(ここ重要)
国内で出回っている有名メーカーですと、
構築するのに非常に時間がかかったり、APとして動作しなかったりするので
今回は構築が簡単なAtherosチップのものを利用します。
 
 
※とりあえず、ここでは構築方法は割愛します!
 
(2013/06/10更新)
1番目 海外から取り寄せてみた。
「D-Link DWA-556(AR5418) [300 Mbps]」

 

とても速くレスポンスは良いのだけれど、

技適マークが無いので利用出来ないという残念な結果に。

 

 

2番目 海外から取り寄せてみた。

「TP-LINK TL-WN821N(AR9170+AR9102)[300 Mbps]」

 

 【TP-LINK TL-WN821N Wireless N300 USB Adapter】

不安定で遅いし計測できないよ。

 

 

(2013/06/12更新)

3番目 PCI-Eのアダプタを使用して検証。

「Atheros AR5B225(AR9485)[150 Mbps]」 

 

 

最大150 Mbpsの割にはそこそこ速度が出ており非常に安定している。

 

【構築用メモ】

  • IEEE 802.11aが動作しませんでした。
  • 周波数の5GHz帯は利用出来ませんでした。
  • IEEE 802.11n利用時はチャンネル1に設定することで300Mbpsで接続出来るようですが、他のチャンネル利用すると接続速度が落ちるようです。
  • Rx STBC[RX-STBC1]が利用可能です。[RX-STBC12]は対応していません。

 

(2013/06/15更新)

4番目 PCI-Eのアダプタを使用して検証。

「Atheros AR5BHB116(AR9382)[300 Mbps]」

2.4GHz

 

5GHz

 

干渉を受けるときと受けないときの速度変化は激しいが、PUT速度がとても良い。

 

【構築用メモ】

  • IEEE 802.11aが動作しませんでした。
  • 周波数の5GHz帯は利用出来ませんでした。ドライバのソースを修正することで5GHz帯を利用出来るようになります。
  • IEEE 802.11n利用時はチャンネル1に設定することで300Mbpsで接続出来るようですが、他のチャンネル利用すると接続速度が落ちるようです。
  • Tx STBC[TX-STBC]が利用可能です。
  • Rx STBC[RX-STBC1]が利用可能です。[RX-STBC12]は対応していません。

 

 

(2013/06/09更新)

5番目 PCI-Eのアダプタを使用して検証。

「Intel Centrino Advanced-N 6235[300 Mbps]」

 

転送速度にブレが無く、長時間ファイル送信しても非常に安定した感じです。

 

【構築用メモ】

  • IEEE 802.11aが動作しませんでした。
  • 周波数の5GHz帯は利用出来ませんでした。
  • IEEE 802.11n利用時はチャンネル1に設定することで300Mbpsで接続出来るようですが、他のチャンネル利用すると接続速度が落ちるようです。
  • Static SM Power Save[SMPS-STATIC]が利用可能ですが、使用すると接続速度が半分くらいに落ちました。省電力になっているかどうかは検証していません。
  • RX Greenfield[GF]が利用可能です。使用時の体感効果が不明です。特に速度が落ちるということは感じませんでした。

 

 

(2013/06/14更新)

6番目 PCI-Eのアダプタを使用して検証。

「Atheros AR5BHB112(AR9380)[450 Mbps]」

 2.4GHz

 

5GHz

 

GETに誤差(2.4GHzだと20Mbps、5GHzと80Mbps)程があるので少々癖がありそうです。

450 Mbps接続なため、300 Mbpsと比べると多少速度上昇していることがわかります。

 

 

【構築用メモ】

  • IEEE 802.11aが動作しませんでした。
  • 周波数の5GHz帯は利用出来ませんでした。ドライバのソースを修正することで5GHz帯を利用出来るようになります。
  • IEEE 802.11n利用時はチャンネル1に設定することで450Mbpsで接続出来るようですが、他のチャンネル利用すると接続速度が落ちるようです。5GHz帯の場合はチャンネル変更しても接続速度が落ちることはありませんでした。
  • Tx STBC[TX-STBC]が利用可能です。
  • Rx STBC[RX-STBC1]が利用可能です。[RX-STBC12]は対応していません。

 

 

7番目 PCI-Eのアダプタを使用して検証。
「Intel Dual Band Wireless-AC 7260[867 Mbps]」

 

IEEE 802.11 acが利用出来る無線LANカード。取り寄せ中。

IEEE 802.11 ac環境を揃えるため、サーバー側とクライアント側双方で同じモノを利用する。

Linuxドライバが公開されていないので保留

 

 

【検証予定候補】

  • Intel Centrino Ultimate-N 6300 ( 450 Mbps )
  • Broadcom BCM943224HMS BCM43224 ( 300 Mbps )

 

現段階の執筆中のものが無くなったら、

他の無線LANカードを物色して検証してみようかと思います。

  • 購入金額

    27,405円

  • 購入日

    2013年01月27日

  • 購入場所

    HP Directplus

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