今までの経験上、安いUSBメモリーはとにかく遅いことが多いのです。そこでまずはCrystalDiskMarkで測定してみました。
USB3.0接続時
USB2.0接続時
意外なことに、ランダムアクセス速度は総じてUSB2.0接続時の方が若干ながら上回りました。ただ、どちらにしてもシーケンシャル速度は壊滅的に遅いです。最近のUSB2.0対応製品で、ここまでシーケンシャル速度が遅いものは手持ちにはありませんでした。
反面、ランダム速度は意外と優秀です。勿論速いというほどでもないのですが、高速型を謳っていてもこれより遅い製品は多くありますので。
参考までに、速度性能を売りにしていた2製品の測定データも掲載しておきます。
・PATRIOT Xporter XT RAGE 8GB PEF8GRUSB
この製品は4chアクセスによる高速ぶりを誇っていた製品で、シーケンシャル速度はUSB2.0対応品としてはかなり優秀な部類の製品です。
USB3.0接続時
USB2.0接続時
さすがにあらゆる場面でMF-HDU232Gを上回ってきます。ただ、ランダムになった際の落ち込みが激しいため、細かいファイルを転送した際など、体感速度上やや遅さを感じることはあります。
・BUFFALO RUG2-S4G
こちらは2chアクセスですが、フラッシュメモリーにSLC NANDを採用していることが特徴です。耐久性という意味では有利になりますが、速度はどうでしょうか。なお、BUFFALO製品にはUSB接続時高速化ツール「Turbo USB」が用意されていますが、今回は利用せずに素の状態での速度を見ています。
USB3.0接続時
USB2.0接続時
シーケンシャルの速度は素晴らしいものがある反面、ランダムライト（4KB）時の落ち込みは最も激しくなりました。実際に使っていると、読み出し用途の場合には極めて快適なのですが、書き込みの際に妙に引っかかりを感じることがあります。
MF-HDU232Gはどう見ても速い製品ではありませんが、最初から遅いと思って使っている分思ったほど細かいファイルの書き込み時に遅さを感じないという面があります。とはいえ、シーケンシャル時の速度は遅すぎますので、どうやっても快適だとは思えませんけど。
容量単価でいえば素晴らしく安い製品ですので、単に容量が欲しいという場合には良い製品といえます。速度性能を要求する場合にはお薦めはしかねます。
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購入金額
1,180円
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購入日
2013年02月02日
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購入場所
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