レビューメディア「ジグソー」

作りがいい、それなりのコストパフォーマンスが得られる低スペックノートPC Windows 8、Windows 10とアップグレードできた

#469

 

メーカ製品仕様書

 X32、X61 Tablet、X200、E520に続き、5台目のThinkPadを入手した。

 古い画像装置とそれ用のキャプチャソフトを使うために、Windows 7 Professionalの32ビット(XPモードで使えることを確認済み)に限定されているし、現状一番低いスペックでも問題がないから選んだ。本当はオークションで中古の何かを買ったほうがいいけど。


主なスペック

・インテル® Celeron® プロセッサー B830

・Windows 7 Professional with Service Pack 1 (SP1) 32ビット

・Lenovo Enhanced Experience 3

・LEDバックライト付き15.6型HD TFT液晶/光沢なし

 ・約2.45kg(バッテリー・パックを含む)

・バッテリー駆動時間 

・320GB(5400rpm) (シリアルATA/2.5インチ) HDD

・2GB(最大 8GB) DDR3 メモリ

 

■外観とインタフェイス
 
ThinkPad Edge E520


に比べれば、CPUこそセレロンで劣るが、USB3.0端子が3つもついているし、HDMI端子とBluetoothも内蔵されているので、拡張性がかなりいい。

 

 
 

 

前面(上:E530  下:E520)

 

 

左側面(上:E530  下:E520)に3基ものUSB3.0ポート

 

右側面(上:E530  下:E520)

 

後部(上:E530    下:E520)

 

 

キーボード

 

 

質感: 左角   ドット付きタッチパッド(摩擦感あり) 


 

■セットアップ

 まずはD to DのリカバリーからDVDリカバリーディスクを作成した。

 

 使い慣れたIBM時代からのバックアップと復元ユーティリティソフトRecue and Recovery (RNR)はOneKey Recovery Proへと変わった(E520はまだRNRのほうだった)。

 

Product Recovery Dataディスク →工場出荷時の状態に戻す時使う

バックアップ →Microsoft Updateやセキュリティソフト、アプリソフトなどを完了した最新状態をバックアップしておけば、何かトラブルあった場合、これらインストールなどの手間を省けるから、お勧めだ。HDDの換装にも使えるので、非常に便利だ。

 

■パフォーマンス

 

★基本情報

  

 

 

★Windowsパフォーマンス(WEI)

 

 

★HDDのベンチマーク

 

 

SegateのHDD

 

Crystal Disk Mark Nano Pico Editionによるベンチマーク (遅いね

 

 

★OCCT

 

 OCCTを使うほどのスペックではないが、一応テストしておいた:

 

 

 

 

 

 

 

 

★Intel Processor Diagnostic Technology(IPDT)による評価

 

 これがIntel提供のIntel製CPU専用のテストユーティリティで、CPUストレステストだけでなく、メモリやCPU内蔵グラフィックのテストもできて、簡単で使いやすい。Intelサイトから無料でダウンロード可能だ。

 

テスト開始間もない

 

テスト途中、CPU使用率が100%

 

テスト完了の結果画面

 

クイックテスト、フルファンクションテストと焼きこみ(?Burn-in)テストの3つのプリセットが選択可能で,それぞれテスト内容、レベルと時間が異なる。Burn-inの場合、CPUストレステスト時間が120分と長い。

 

Burn-inテスト

 

フルファンクションテスト(CPUストレステスト4分間)

 

テスト内容と条件のユーザ設定も可能

 

CPU周波数テスト失敗時、テストの継続か停止の設定も可能

 

 

 2時間のBurn-inテストが問題なく完了できた。

 

 

 

■XPモードで古い画像装置とキャプチャソフトを使う

 

XPモードからUSB3.0端子に接続してあるUSBメモリを使えない

 

 USB3.0端子が3個もついているから、喜んだが、XPモードはUSB3.0端子に対応していないことが分かった。Windos 7からはぜんぜん問題ないけど。

 

 USB2.0対応の端子は問題なく使えたが、1個しかないので、USB2.0対応のUSBハブを急遽導入して、ことを済ませた。

 

XPモードでUSB接続画像キャプチャを接続する

 

XPモードでドライバのインストールを行う

 

XPモードでのドライバインストールが完了

 

 Windos7には直接ドライバをインストールことができるが、キャプチャソフトではそれを指定しても、表示されないので、使えなかった。幸いXPモードで使えたので、よかった。

 

 

XPモードで、USB2.0ハブ経由で画像キャプチャとUSBメモリが同時に使える

 

 

■Windows 8.1 Professional

 

 デュアルブートでWindows 8を入れてみた。

 

Windows 8モードのシステム情報

 

Windows 8モードのWEI

 

 

 Windows 7のWEIスコアと比較するとわかるように、Windows 8の評価は9.9最高なのに、プロセッサ、メモリとHDDのスコアがほぼ変わらないし、グラフィックスのスコアがかなり低くなっている。これはWindows 8のハードに対する要求がWindows 7より厳しいことを意味するだろうか?

 

デバイスマ対応状況

 

 

■まとめ

 

 低スペックながら、USB3.0、Bluetoothや音質のいいオーディオが装備されていて、XP用にはもちろん十分なスペックだし、日常の使用でもそれなりのコストパフォーマンスが得られる。

 

 

 

【2016年6月15日追記】

 現在、Windows 10 Proにアップグレードした状態で時々使用中だ。

 

 

 

【2016年6月30日追記】

 

訳があって超古くて遅いHDDに換装した

 

 

■換装したHDの情報とベンチマーク

 

HDDの情報
HDDの情報

HDDのベンチマークスコア
HDDのベンチマークスコア

 

 いうことなしだ!

 

現状の構成に対していろいろ改めてテストしてみた。

 

■現状のPCパフォーマンス

 

 

Windows Experience Index (WEI)評価結果(グラフィックスおかしい!)
Windows Experience Index (WEI)評価結果(グラフィックスおかしい!)

 

しかし、WEIのデスクトップグラフィックスのスコアが9.9と明らかにおかしい。何回もやってみたが、「高い」まま。だから、Windows 8.1以降は標準で使えなくされたのか?

 

CINEBENCHのスコア(惨め?)
CINEBENCHのスコア(惨め?)

 

無理やりFF14ベンチマーク(標準品質)を走らせた
無理やりFF14ベンチマーク(標準品質)を走らせた

 

 

■Windowsのブート時間

何回かブートして、一番短かった起動時間がこれだ:

 

Windowsブート時間
Windowsブート時間

 

参考までに、インストールされているソフトはこれくらい:

 

インストールソフトは3.07GB
インストールソフトは3.07GB

 

決して多いとは言えない。

 

■CPU内蔵HDグラフィックスの実力

 

CPU内蔵HDグラフィックスのGPU-Z情報
CPU内蔵HDグラフィックスのGPU-Z情報

 

GPU-ZでHDグラフィックスに対してレンダリングテストをやってみた。

内臓HDグラフィックスのGPU-Zレンダリング
内臓HDグラフィックスのGPU-Zレンダリング

 

内蔵GPUの非力もあって、CPU温度が60℃程度だった。

ちなみにアイドル状態では40℃程度だった(室温23℃)。

 

 

アイドル状態のHwmonitor情報
アイドル状態のHwmonitor情報

 

■Celeron CPUのストレステストも一応やってみた

Celeron CPUに対するCPU-Zのストレステスト
Celeron CPUに対するCPU-Zのストレステスト

 こちらはGPUの時より高い67℃だった。

 

 

■熱画像を撮ってみた

 

 サーモグラフィで負荷時の温度分布を見てみた。放射率合わせは適当だったが、見ていて面白いな。

 

左側面のCPU排熱
左側面のCPU排熱

底面
底面

  • 購入金額

    47,000円

  • 購入日

    2012年12月13日

  • 購入場所

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