単体のMAJ3091MCは、シーケンシャル速度は読み出し・書き込み共に40MB/sを少々超える辺りであり、当時の同クラス製品としてはまずまず優秀だったものの、王者的存在で50MB/sに迫る速度を叩き出すQuantum Atlas10KIIには少々及ばないというランクの存在でした。
Ultra160 SCSI対応のRAIDカード、DELL PERC3 DCL (AMI MegaRAID Elite 1600 OEM品)と組み合わせてRAID5環境で使ったこともありましたが、PC-9821で限界速度を試すべく、Windows 2000の機能を使ったソフトウェアストライピングを試した際にも、この製品を使いました。
このときはSCSIホストアダプターを2枚挿し、片方をOSブート専用に、もう片方をストライプセットのみに使うという形で実験を行いましたが、Intel 440FXチップセット(サウスブリッジはNEC独自のSTAR ALPHA 2)を採用したPC-9821Ra18/N20(CPUはCoppermine PentiumIIIに換装済み)では、シーケンシャル速度でも100MB/s辺りで頭打ちになってしまいました。32bit/33MHzのPCIスロットの理論上限速度は133MB/sですが、そこまでの実効速度は発揮できなかったようです。
通常のOSブート用として使っていた1台も、当時の10,000rpm HDDとしては発熱、騒音とも比較的おとなしいレベルであったため、比較的長く愛用していましたが、9.1GBという容量に限界を感じた時点で引退してそれっきりとなってしまっています。
私個人としては比較的長期間使ったHDDであり、愛着もありますし入手価格からしても文句ない満足度の製品でした。
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購入金額
300円
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購入日
2001年頃
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購入場所
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