ただ、自宅に戻ってWeb上で調べてみても、詳細なスペックどころか情報が殆ど出てこないのです。購入したのは2001年頃だったと思うのですが、その時点ではこの型番でヒットする情報はほぼ皆無で、現時点においても私自身が自分のブログ等で記載した内容ばかりが見つかるという有様です。
日立ブランドのSCSI HDDとしては、当時のメーカーサイトの製品情報にはDK32AH/DK31AHという7,200rpmの製品と、DK32CJ/DK31CJという10,000rpmの製品が掲載されていましたので、型番からこの間に位置する世代の製品ではないかと予想はつけられます。
つまり、DKはHDD装置の意味で、32/31は大きさ(3.5インチ1インチハイトであれば32、3.5インチで1インチよりも厚みがあるものであれば31)を表していると思いますので、その後のBJがこの製品の素性を示しているものと思われます。Bは世代を、Jは回転数(H=7,200rpm、J=10,000rpm、K=15,000rpm)を示しているということではないでしょうか。
上記の内容から判断する限り、この製品はUltra 2 Wide SCSI対応10,000rpm 36GBのHDDということになるのですが、スペックの割にはさほど性能が良いとはいえませんでした。正確なベンチマークデータは残っていませんが、シーケンシャル速度は読み書き共に30MB/s前後であったと記憶しています。
動作音はかなり派手で、スピンアップ時には盛大な音を発します。これは同じ日立製の次世代製品である、DK32CJ/DK31CJでもみられた特徴でしたが。発熱も手持ちの10,000rpmクラスの中では大きめでした。
当時としてはスペックの割に圧倒的に安いことは魅力だったのですが、安く売られるだけの内容であったことは否定できません。一時期はテスト用仮組環境で使っていたのですが、その後より安く高性能なHDDが次々と入手できたことから、比較的早くお蔵入りとなってしまいました。現在も保管してはいますが、正常動作するか否かは確認できていません。
-
購入金額
9,980円
-
購入日
2001年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。