プロトンのパソコンに組み込まれていました(;=゚ω゚)=333
【メーカー/型番】TriGem / DELHI-Ⅲ
【チップセット】VIA Apollo MVP3
【Socket/Slot】Socket7
【対応CPU】intel Pentium/MMXPentium, AMD K5/K6/K6-3D
Cyrix 6x86/6x86MX, IDT WinchipC6 (~正式には350MHzまで)
【メモリスロット】SDRAM×2 (MAX256MB)
【拡張スロット】PCI×1、PCI/ISA共用×1、ISA×1
【主なオンボードデバイス】VGA(D-SUB)、Sound、IDE×2
【フォームファクタ】M-ATX
【リリース時期】1999年初旬頃
懐かしきSocket7のマザーボードです(;=゚ω゚)=333
チップセットにはVIAのMVP3が採用され、FSB100MHzにも対応します。
また、グラフィックとしてATiのRAGE Ⅱc(4MB)がオンボードになっています。
この時代のマザーボードでは当たり前なのですが、CPUの電圧、FSB、倍率はすべてジャンパピンやディップスイッチで設定します。
背面のI/OポートにUSBが1つしかないのが特徴で、ケースに付属するケーブルで前面に引き出していました。99800円で話題になったSOTECのMicro PC Stationと同じで前面にUSB端子を引き出せるので非常に便利でした。
今は亡き、プロトンの低価格PC「VELOCITY VT333M2」に採用されていました。
まだ、SOTECが99800円PCを出す少し前で、当時としては69800円(ディスプレイ無し)と十分にお買い得でした(;=゚ω゚)=333
http://ascii.jp/elem/000/000/315/315281/
スペックは
・CyrixMⅡ-333GP(250MHz)
・SDRAM 32MB
・2.1GB E-IDE HDD
・32倍速CD-ROM
・ATi RageⅡc AGP-4MB (On Board)
・Crystal4235 Sound
・Windows98
っと、同時期の機種と比較すると、明らかにバリュー志向で低めのスペックでした。
ただし、当時はアナログモデムでインターネットをしていた為、ネット専用PCは低スペックで何の問題もありませんでした。(実際、MMXPentium166MHzでも十分でしたし・・・)
ちなみにCyrixMⅡはこんなCPUです。
このマザーは(と言うかパソコンそのものが)韓国のTriGem(三宝コンピュータ)製です。このメーカーはとにかく普及価格帯で攻勢をかけていて、米国のパッカードベルや(当時の)e-MachineやSOTECにもOEM供給していました。上記のプロトンPCも同じです。
悪く言えば、品質の悪かった時代のSOTECもこのTriGem製でした。
CPU/メモリ/HDDは良いものを使っていましたが、スペックに載らないような、電源、CPUクーラー、キーボード、マウス、スピーカー、CRTは粗悪品と言えるようなレベルのものでした。
その後、改善されていきますが、低品質の印象が抜けなかったような気がします。
(↓この懐かしいCMの時代のSOTECです。私も新品で購入してorzになりました)
TrigGemもPCそのものの低価格化の波には勝てず、2005年に会社更生法を適用しています。
http://news.mynavi.jp/news/2005/05/19/003.html
歴史を感じさせるマザーですが、CyrixのCPUが動けばそれでよし(`・ω・´) !
っという理由だけで保管されていますw
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購入金額
3,000円
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購入日
2001年頃
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購入場所
ヤフオク(で購入したPCの中身)
Vossさん
2012/12/08
ソーテックもだけど、このトライジェムのPCって当時、電源がものすごい粗悪品使ってて、発煙障害おこしまくってましたね・・・・
某所で仕事してた頃、電源から白い蒸気吹いた、でも保証切れ、治せないかっていう相談の、殆どコレかソーテックという・・・・・・(笑)
あれ以降、トライジェム=粗悪品ってイメージ強いです。
日本に再上陸するって話あったけど、結局どうなったんだろう?
ふっけんさん
2012/12/08
私も電源死にましたorz
友人も電源OFF時の待機状態でもチュィーンと異音がして中の抵抗が焼けていましたね・・・ マザー死亡も多かったです。
トライジェムはAVERATECというブランドで国内でも売られています。
http://www.trigem.com/jp/main.asp
それも2、3年くらい前だったので、今はどうなっているのか不明ですが。