図書館戦争シリーズの有川 浩さんの作品。
ショートストーリー集ですが、全てのストーリーに自衛官が関係してくる意欲作です。
主人公・若しくは相方が自衛官のストーリーということで、全ストーリーに関わってくるテーマは自衛官の死です
最初は有川さんらしいラブコメチックな展開なんですが、途中から死という自衛官にとって切っても切り離せないテーマを、まるでボディブローのようにこれでもかと叩き付けてきます。
また、結婚式で「その日のケンカを次の日に持ち越さずに笑顔で送り出してください。」というスピーチがありましたが、いつ帰らぬ人になるかもしれないという現実が良く表現されていて、胸に突き刺さりました。
「ラブコメ」と題しておきながらストーリー1つ1つについて、考えずにはいられない作品です。
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購入金額
620円
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購入日
2012年12月07日
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購入場所
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