所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。いろんな音楽を聴く、ということは人生を豊かにします(たぶん)。ジャンルにとらわれずに聴く音楽漬けの猫が「PHILIPS Fidelio L1」
という同社初のヘッドホンをレビューするにあたって「こんなところがこう聴こえるとウレシイな」と思うソースをご紹介していきます。ハードなフュージョン編
からJ-Pop系へ。
唐沢美帆。現在は作詞家、でも以前は自分でも歌っていた。ハスキーな独特の声質で、音程もリズム感も良く、すっと入っていける。このマキシは彼女の作詞による「two of us」も入っており、後の片鱗を覗かせる。
【比較試聴対象曲】「ライヴ」。ハスキーに濁るアタック部分とロングトーンになると濁りが晴れていく彼女の声の魅力に溢れている。これは彼女の作詞ではないが(岩里祐穂)、内容がいいなぁ。♪君といた毎日は/まるで最高のライヴだった/胸一杯幸せになって/そして泣きたくなった♪彼女の透明感があって素直な歌い方がグッと来るものがあるね。
※比較ポイント:音場の広がりと音質。右ch端のアコギのアルペジオ、左ch端で鳴るエレキギター、ストリングスの広がり、左chから鳴り始め中央へ展開してくるハープ、バックが薄いAメロの「部屋の大きさ感」。打ち込みのハイハットの音が耳に刺さるかどうか。
「two of us」。彼女の作詞。♪何も聞かず/自分の事みたいに泣いた/君にどれくらい/優しさをもらったんだろう/心かすみ/消えそうになっても/側に君がいたから/胸の痛みも記憶もやわらいでゆく♪結構中性的な詞で彼女の透明感が出てるかな。曲は、エレキギターと生ギターのコンビネーションが印象的な、ちょっとほのぼのしたミディアムテンポチューン。美帆の声は、よりハスキー。途中のギターソロが、あまり音加工されていなくて、「近い」感じがいいな。
「ライヴ(TinyVoice, Production Remix:Ryosuke Imai)」は、1曲目のMix違い。電話のプッシュ音で始まり、左ch端から右ch端に派手に流れるハープ、コード楽器がオフり、パーカッションが大きくなって、より空間が広がった感じ。時折入る宇宙っぽい?効果音がより温度感がないこのMixに合っていて、COOLな感じ。
彼女は、当時何度もTV主題歌を歌っていて(「ライヴ」も「世界ふしぎ発見!」のエンディングテーマ)、その後アルバムも出したが、2004年くらいで新曲がぱったりでなくなり、昨年(2011年)事務所を移籍した後は作詞家として活動している。
「溢れて来るものを書き続けて、フレーズを歌い続けて。生み出すほどしんどくて、でも楽しくて、そんな毎日が過ぎてく。」
とブログに書いた彼女。
今は充実しているのかな?他アーティストへの歌詞提供は続いているようだけど、またいつか彼女のハスキーボイスが聴きたい、そんな猫(cybercat)です。
【収録曲】
1. ライヴ
2. two of us
3. ライヴ(TinyVoice, Production Remix:Ryosuke Imai)
4. ライヴ(instrumental)
5. two of us(instrumental)
「ライヴ」
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2016/09/22 2016年現在彼女はシンガーとしても復帰し、「TRUE」として活動中
TRUEとしてのテクニックが向上した声も良いけど唐沢美帆としての伸びやかな声もイイナ
彼女はむしろルックスで損したかも...
外見に惑わされず、聴いて欲しい曲です。
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購入金額
1,260円
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購入日
2001年頃
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購入場所
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