搭載チップセットはnForce 500 SLIとなっていますが、これはSocket 939用のnForce4 SLIをそのままSocket AM2用として使ったとされるチップセットでした。Socket 939やSocket AM2のCPUではメモリーコントローラーはCPU側に入っていますので、メモリーの仕様は違っていても特に問題なく使えたということでしょう。
当初はAthlon 64 X2 5200+(Windsor)と組み合わせて使うつもりでしたが、メイン級のPCに使うことを考えると、マザーボードの造りや機能に不満を感じるようになり、結局は後日この世代の上位モデルであったASUS M2N32-SLI Deluxe Wi-Fi/APを入手して、そちらで改めて新PCを組むこととなり、M2N-E SLIは起動テスト程度に使っただけで終わってしまいました。
その後メイン機のCPUをAthlon 64 X2 5600+ → Athlon 64 X2 6400+ → PhenomII X4 965 BlackEditionとグレードアップしていき、前に使ったCPUは余るようになっていたのですが、他にもいくつかSocket AM2対応のマザーボードを買ってしまった関係上、機能面で劣るこの製品を使う機会はサブPC等でもなかったのです。
このマザーボードの最大の弱点といえたのは、Phenom系のCPUに一切対応していなかったということでしょう。TDP 125WのAthlon 64 X2 6400+には対応していますので、マザーボード自体の設計に起因するものではなく、チップセットのnForce 500 SLIの問題で対応できなかったといわれています。
特に悪い製品とも思わないのですが、この製品を使って1台組み立てたいと思わせる魅力に乏しかったのも事実ではないかと思います。登場時点からコストパフォーマンス重視モデルであった以上、仕方がないのだとは思いますが。
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購入金額
5,980円
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購入日
2007年08月04日
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購入場所
けんこうさんさん
2013/03/25
昨日、コレを検証と登録の為に引っ張り出して弄ってる途中です。^^
今更ですが・・・8600GTでSLIしてベンチ廻し中です。><
jive9821さん
2013/03/25
せめてX3でもPhenomIIが使えてくれたら、もう少し活用の仕方もあったと思えるだけに、少々残念な製品でした。メイン機で使うには機能不足でしたが、サブPC用には手頃な構成でしたからね。
そういえば実験レベルでしたが、GeForce 6600GTのSLIは組んだことがありました。当時から1枚1,000円レベルのジャンク品が出ていたため、2,000円のSLIだったわけですが、満足度も金額レベルだったことが思い出されます…。