表記されている型番で検索してもまるで情報が出てこないという今時珍しい製品。
Team公式サイトから該当スペックのものを探すと「TLD3L8G1600HC9DC01 4GBx2」となる。
4GB*2で2680円は確かに安いが、滅茶苦茶インパクトのある価格ではない。
しかしこれ、DDR3L…つまり低電圧1.35Vなのだ。
1600動作で9-9-9-24と低電圧だからといって劣るスペックではない。それがヘタな1333メモリ程度の価格なのだからさすがWindows8発売記念。
ただそういうの以前にTeamといえば大抵スプレッダ無しの廉価品が流通するのが殆ど。こんなオシャレさんなTeamを見たのは久しぶりな気がしたので深夜販売のテンションに任せてついつい購入。元々Teamは何故か手元に来る事が多いのでお気に入りのメーカーの1つ。
ヒートスプレッダも過剰な大きさを持たず、クーラー等への干渉も少ないだろう。
但しパッケージはいつぞやの駄菓子っぽい紙パッケージの色違いだが。
メモリ自体は赤でかっこいいのにスペックシールが青なのがビジュアル的に惜しい(そこかよ)が、とりあえずZ68マザーで規定スペックどおりの1.35V、1600動作を確認。もちろんマザー側で1.35Vの指定が出来る事が前提だが、好感触。
翌日もう一度秋葉原に行くとまだ特価品扱いとして置いてあったのである事を思いつき追加購入。2セット4枚体制に。
理由はメインのX79 Extreme6マシンだ。現在コイツは2種類のメモリを4枚づつ挿した混載状態。
共に1600動作なのは変わらないのだが…
Geilは9-9-9-28の1.5V。一方G.Skillは9-9-9-24の1.25V。
当然メモリ設定は共通化されるので、タイミングがちょっと遅く、電圧が高いGeil側にあわせることになり、G.Skillは性能を発揮しきれない状態だ。
しかしこのTeamなら9-9-9-24で揃えられるし、元々G.Skillの1.25V動作はシビアな傾向があったので1.35Vまで下げられれば十分だ。もし混載で動かなくても使い道はいくらでもある。
という訳で考えるより行動だ、Geilを外してTeamを装着。光らなくなったが黒のG.Skillと赤のTeamというコントラストも悪くない。どうせメモリクーラーで光るし。
…はいあっさり起動。そのままメモリ設定を9-9-9-24の1.35Vにしたが今のところエラー等は起きていない。オーバークロック系のイメージが強いG.Skillとベーシックモデルのイメージが強いTeamの組み合わせは奇妙だが、動いているならいいんだろう。
まあG.Skill「SNIPER」とTeam「Vulcan」なのである意味お似合いかもしれない(銃器的な意味で)
せっかくなので交換前の1.5V動作と交換後の1.35Vでシステム全体の消費電力を比較してみると…
Prime95 アイドル
1.50V 158W 84.8W
1.35V 151W 80.5W
メモリ8本分影響するだけに結構大きな差がでている。ちなみに先日のM9138レビュー時より数値が大きいのはファン回転数の関係。
ちなみに9-9-9-28から9-9-9-24になったのでメモリ周りのベンチもスコアが微増したのだが、はっきりいって体感に影響が出るレベルではないだろう。
しかしこの値段でこのスペックで、予定通り混載で動いてくれれば文句無し。当分4GB*8構成で行くつもりだし、メインPCはこれでほぼ完成かな?
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購入金額
2,680円
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購入日
2012年10月25日
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購入場所
Sofmap
harmankardonさん
2012/10/27
下小川さん
2012/10/27
まあ8GB*4の構成にしたほうが速度や消費電力面で有利っぽいんですが、8本ささってるほうがX79って気がしていいじゃないですか!8GB*8はさすがにお財布がキビシイ。