今回は、EFIインストールとHyper-Vの導入についてレビューします。
まずEFIインストールです。1200円版はアップグレード版ということで、新規でEFIインストールできないと聞いたことがあります。実際、ISOからDVDに焼いてPCを起動させると、ブート画面に「UEFI*******」と出てきますが、インストールが始まりません。何回やってもだめでした。
でもできました。
それは、DVDのファイルをすべて(OS保護ファイルも含めて)、USBメモリにコピペすることです。コピペしたUSBメモリを刺した状態でPCを起動。ブート画面に「UEFI(USBメモリの名称)」が出てきますので、そちらから起動。一発でインストールできました。
次にHyper-Vの導入方法です。
画像の順番に従っていけば、問題なく導入できます。
コントロールパネルから、プログラムのインストールをクリック。
Windowsの機能の有効化または無効化をクリック。
Hyper-V関連にすべてチェックが入っているかを確認してOKをクリック。
再起動します。Hyper-Vのインストールはこれで終わりました。
再起動してみると、スタート画面にHyper-V関連のタイルが2つ追加されます。
それではHyper-VにXPをインスト-ルしていきます。Hyper-Vマネージャーのタイルをクリックします。
Hyper-Vマネージャーの起動画面です。XPをインストールする前に、環境を整えます。仮想スイッチマネージャーをクリックします。これは、仮想OSでインターネット接続するためのもので、インターネットに接続しない場合は必要ありません。
仮想スイッチで「外部」が選択された状態で、仮想スイッチの作成をクリック。
スイッチの名前は、そのままでもOKですし、任意のものに変えてもOKです。外部ネットワークのところで、ホストOSで使用しているネットワークアダプタを選び、適用をクリック。これでネットワークの設定はできました。
次は、XPをインストールする仮想マシンの作成です。
コンピュータ名を右クリック。「新規」-「仮想マシン」と辿っていってください。
仮想マシンの新規作成ウィザードが開きました。ここは何も考えずに、「次へ」をクリック。
名前は任意で決めてください。今回は「WindowsXP」としました。インストールする場所ですが、今回はホストOSと同じ場所(パーティション)にしましたので、このままで「次へ」をクリック。
起動メモリの割り当てを設定します。ここでは物理マシンの搭載メモリから割り当てを行うわけですが、割り当てを大きくすれば、物理マシンのメモリも少なくなりますので、搭載メモリの容量との関係で決めてください。また、「このマシンに動的メモリを使用します」にチェックを入れると、物理マシンのメモリの空き領域を割り当ててくれます。
ネットワークの構成です。インターネットに接続しない場合は、このままでOK。インターネット接続するなら、先ほど作成した仮想スイッチをプルダウンメニューから選んで、「次へ」をクリック。
仮想ハードディスクの作成です。サイズに関してですが、ここで「127GB」とありますが、これだけを最初から割り当てるのではなく、この範囲で使いますよっていう意味になります。このまま「次へ」をクリック。
インストールオプションの画面です。インストールの形態を選ぶわけですが、インストールメディア、ISOファイルも使えます。今回はインストールメディアでインストールしました。「次へ」をクリック。
これでインストールの準備はすべて整いました。
XPのインストールに移ります。
インストールメディアをセットした状態で、仮想マシン(WindowsXP)を右クリック-「起動」をクリックしてください。
するとお馴染みの、昔懐かしいインストール画面が現れます。ここで重要なことがあります。Windows7でのXPモードと違って、Windows8でのXPの仮想マシン(ほかのOSでも同じ)の作成には、ライセンス認証可能なOS(ライセンス認証が不要なものも含め)が必要ということです。幸いにも、今は使っていないWindowsXPの64bitを持ち合わせていますので、こちらを使用しました。
インストールは通常のXPと同じ手順です。これでXPのインストールは終了です。
最初はこれで終わったものだと思ってましたが、ネットワークに接続できない、ベンチマークのスコアがふるわないなど、??と思ってました。ネットで情報を集めても、ここまでの手順しか載ってないんですよね。
たまたま本屋に行った時にヒントを見つけました。
[操作]-[統合サービス セットアップディスクの挿入]をクリックしてください。これにより、物理マシンのドライバを、仮想マシンで使えるようになります。[統合サービス セットアップディスクの挿入]という名前を、たとえば「統合ドライバのインストール」とかであればもっと早く気がついてたでしょうね。
仮想マシンのXPを再起動します。これで仮想XPマシンの構築は完了しました。
これでインターネット接続もできるようになりました。ここだけの話、インターネット接続できないことで、丸1日費やしてしまいました。トホト。
Windows7でのXPモードよりは手順は多くなりますが、決して敷居の高いものではありません。Windows8Pro以上を使って、VT搭載のCPUを使っていれば、導入してみる価値があると思います。チップセット(マザー)がVT対応だと尚良し。
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購入金額
1,200円
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購入日
2012年頃
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購入場所
harmankardonさん
2013/05/05
ナンチャンさん
2013/05/05
十分価値があると思います。
ただこれから、DSP版やパッケージ版を買うかどうかはわかりません(^^ゞ
ヒロ妨さん
2013/05/05
OSに切り替えに、再起動しなくて良いし、並行起動が出来るので、
良いですよね。
ナンチャンさん
2013/05/05
大変便利ですね。
うちにXP機を残している理由の1つに、A3プリンタの使用があります。使用頻度はかなり低いんですが、ドライバがVista迄しか公開されてないんです。
元々はパラレル接続のプリンタですが、パラレル-LANのプリントサーバを使うことで延命してます。
そろそろ買い換えの潮時かな(^^ゞ
notokenさん
2013/05/09
ナンチャンさん
2013/05/09
アップグレード版だから買えたんであって、パッケージ版なら買わなかったでしょうね(^^ゞ