気が付いたらWindowsの名称がいつの間にかナンバー制になっておりました。
過去には「ミレニアムエディション」など、めでたい名称もありましたよね。
と言うことで、WindowsクライアントOSのメジャーリリース第8号目に触れてみます。
【はじめに】
私もWin8に初めて触ることになるので、少し苦戦しました。
その時の対処法なども、少し掲載しておりますので、同じ現象で悩まれてる方の
参考になれば幸いです。
また内容に誤りなどありましたら、どんどんご指摘下さい。
他にも「試して欲しい」とか「調べてほしい」などありましたらご相談ください。
1.入手とインストール
2.XPの残骸を削除
3.ドライバのインストール
4.ゲームをやってみる
5.まとめ
今回、生贄となるのはWindowsXP-pro 32bit
そしてアップグレードしたいのがWin8-pro 64bit
店頭やオンラインショップでDVD版を購入すれば
32bitと64bitのDVDが両方が入っているらしいので特に問題はありません。
しかし、リーズナブルに行くにはダウンロード版が最適!
(ダウンロード版安いのは優待期間の1/31までです。)
しかしダウンロード版は、ダウンロードするマシンが32bitOSならダウンロード版も32bit
それを回避するために、Win7 64bitOSのマシンからダウンロードします。
注意しなければいけないのは1ライセンスにつき1PCですので
そのままWin7マシンにインストールしてしまうと。
ダウングレードしなければならないし、ハード環境が異なってくるので
おそらく電話承認も必要になる可能性があります。
手順としては簡単です。
ダウンロード完了後に「Windows8のインストール」画面になるので
そこで「メディアを作ってインストール」を選択。
そうするとISO形式でダウンロードされますので、
それをDVDメディアにライティングするだけです。
そしてデスクトップに残ったwin8インストール用のショートカット先とショートカットを消すだけ。
これをクリックして最後まで実行してしまうと面倒な事になるのでさくっと消しましょう。
そしてインストール対象のPCに操作は移ります。
今回はPCがまっさらの状態からのインストールになりますので、
一旦XPをインストールしておきます。
XPを起動してインストールしようとすると
なんか怒られます。
なのでDVD起動でインストール、「アップデート」を選択しインストールしようとすると
「普通にOS起動してからDVD入れて実行しろや」とまたまた怒られました。
XPから実行すると怒られる、DVD起動でアップグレードすると怒られる、
手詰まりかと思いましたが、「アップデート」を選んだ時にもう一つの選択肢「カスタム」
がありましたのでそいつを選択。
その結果無事にアップデートを完了する事ができました。
(調べてみたところ「カスタム」ではクリーンインストールも可能なそうです)
ちなみに、アカウントと自分で作ったフォルダは残っておりました。
今回はXPからクリーンインストールしましたが、
使いこなしたXPからアップグレードする場合は何が残るのか怪しいため
外付けHDDに必要なデータをバックアップしておく事をお勧めします。
アップグレードインストールの場合、先代のバックアップが残っております。
使いこなしたXPからアップデートした方は、
その中に必要なデータがある場合、バックアップツールで復元できるので
残しておいてもよいですが、サルベージ後はいらないファイルが残ります。
私の場合XPからクリーンインストールしているので、必要なデータはありません。
ですのでさくっと消しちゃいましょう。
やっぱり消えません。
ファイルの「プロパティ」→「セキュリティタブ」→「詳細設定」
「TrustedInstaller」というOSの中のオッサンが所有している。
「変更」をクリックし
「選択するオブジェクト名を入力してください」欄に自身のアカウントを入力後「OK」
所有者が自身のアカウント(オッサン)になった。
次はコントロール権限
同「セキュリティタブ」の画面から「編集」
「グループ名またはユーザー名」欄から自身のアカウントを選択、なければ「追加」
「アクセス許可」欄の「フルコントロール」をチェックし「OK」
プロパティ画面も「OK」
これで削除ができるはず。
「shift+Del」で一気に消し去ってもいいですよ。
持っているアイテムをWin8でも快適に使いたいですよね。
OSアップグレードの度に、買い替えるなんて貧乏人にはできません。
ドライバはソフトウェアからハードウェアを扱う、またその逆の役目を果たす
ハードとソフトの通訳みたいなものです。
ちょっとおかしな例えかもしれませんが
ドライバは英語の通訳人、ゲームパッドは日本人、Win7はアメリカ人とします。
日本人「こんにちは」
通訳人「Hello」
アメリカ人「Hello!」
と意思疎通は通訳人を通して難なく行えます。
アメリカ人は帰ってしまい、Win8のフランス人が来たとします。
日本人「こんにちは」
通訳人「Hello」
フランス人「???」
てな感じです。
(「Helloくらい世界中で通じるだろが」という突っ込みはナシで)
この場合通訳人(ドライバ)はフランス語ができる(win8対応)人でなければなりませんね。
でもWin8は幸いにもWin7とカーネル部分がほぼ一緒との事です。
カーネルはOSを司る部分で、位置関係としてはドライバの隣にいるものです。
(かなり大雑把な説明ですが・・・)
カーネルがあまり変わっていないという事は
アメリカ人がイギリス人に変わったようなもの
英語基本は通じるけど、方言が通じなくなるといった感じです。
色々な突っ込みが聞こえてきますが放っておいて進めましょう。
カーネルがあまり変わっていないなら、Win8非対応でも通用するドライバはあるはず。
結果、結構簡単にインストールできてしまします。
しかし少なからず引っ掛かるものもありますので、そのあたりの回避方法を。
【注意事項】
下記に説明する問題点と回避方法はあくまで、インストールさせるための
いわば実行前段階のセキュリティ回避方法であって、
正しく動かすためのものではありません。
ですので、これらをやったからと言っても正しく動作するとは限りません。
インストールができても、本当に対応していなかったり相性問題もありますので
最悪OSがまともに起動しなくなる可能性もあります。
お決まり文句ですが、実行される場合は自己責任でお願いいたします。
(※どうやらWin8ではDVD起動からのセーフモードがないとの噂を聞きました
となるとOSがなんとか起動する場合は「スタートアップ設定」からセーフモードに入れますが
OSが起動しなくなるとかなりヤバイです。
そのあたりの調査と対策は次回を予定しています。)
【問題点その1】
Win8からはinfファイルにデジタル署名が必要。
「チャーム」→「設定」→「PCの設定変更」
⇒
「全般」メニュ→「PCの起動をカスタマイズするの再起動」→「今すぐ再起動する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」
→「スタートアップ設定」→「再起動」
再起動されスタートアップ設定画面から起動する。
「7)ドライバー署名の強制を無効にする」
にしてドライバをインストールすればOKです。
そしてこの設定は再起動で元に戻ります。
【問題点その2】
Windows Smart Screenのハッシュタグの確認で引っ掛かる。
この機能どうやらMicroSoftのサーバーに実行ファイルのハッシュの問い合わせ
を行っているらしい。
インストールアプリがダダ漏れですよ、奥さん。
画面左下を右クリック「コントロールパネル」→「アクションセンター」
画面左の「アクションセンターの設定を変更」
「Smart Screen」のチェックを外す→「OK」
この状態でドライバをインストールする。
PCの事について苦手な方はインストール後は
この設定は元に戻しておいた方が安全かもしれません。
ということでその場での単発回避方法
下記警告が出てきたら「OK」ではなく「詳細情報」をクリック→「実行」
【問題点その3】
管理者権限が付与されていないため、インストールできない。
これは先代Windowsから言われていることなので、今さら詳しい説明もいらないかも
回避方法としては
1.管理者権限で実行
対象ファイルのコンテキストメニューで「管理者として実行」
ドライバインストールとかではなく
常に使うアプリは固定で設定しておくと便利。
対象ファイルのコンテキストメニューで「プロパティ→「互換性」タブ
→「管理者としてこのプログラムを実行する」チェック→「OK」
2.自前のフォルダを作成してそこにインストール
下記の「Program Files」「Program Files(x86)」は何かとセキュリティが厳しいので
自前で任意名のフォルダを用意して、そこにインストールする。
「program」だとOSに怒られるので「program1」とか分かりやすいのがいいかも。
これだと基本的に管理者の権限はいらないはず。
今のところ下記ドライバは問題なく動作しています。
どちらもWin7にすら非対応・・・
よく動いてくれました。
ここ2~3年のものであれば、メーカーも恐らく対応してくるでしょうし
見ていると有名メーカーは、次々Win8対応に(もしくは見捨てる?)なってきてる様子です。
安全に運用したい方は対応するまで、待っていた方がいいかもしれません。
言いすぎました「出来たらいいな♪」
【TERA】
無料化になりました、最初の3か月だけ課金していましたが
仕事が忙しくなりあまりできず勿体ないので放置
無料になったとの事でちょろっと覗いております。
まぁ公式で対応済みなので出来て当然です。
苦労したことは、クライアントでかすぎてダウンロードに時間掛かりすぎなところ位です。
それ以外手間取ることはありません。
【PSO2】
まだ始めたばっかりです。
といいますかキャラ作っただけで放置ぎみです。
こちらはまだ公式では非対応ですね。
しかし何も問題なくインストールとゲームプレイが行えました。
【東方紅魔郷】
弾幕シューティングです。
私の腕については聞かないでください。
注意点ありでプレイ可能。
1.Program Files (x86)フォルダへのインストールではうまく動作しない
⇒自前のフォルダにインストール
2.ウィンドウモードに設定してもフル画面になる
⇒XP互換モード及び管理者権限を利用して解決。
(管理者権限は不要かも)
【東方風神録】
注意点ありでプレイ可能。
(SSはウィンドウモードですがフルスクリーンでもプレイ可能)
1.Program Files (x86)フォルダへのインストールではうまく動作しない
⇒自前のフォルダにインストール
⇒Program Files (x86)フォルダで管理者権限で実行してもOKです
【東方地霊殿】
注意点ありでプレイ可能。
(SSはウィンドウモードですがフルスクリーンでもプレイ可能)
1.Program Files (x86)フォルダへのインストールではうまく動作しない
⇒自前のフォルダにインストール
⇒Program Files (x86)フォルダで管理者権限で実行してもOKです
【東方星蓮船】
注意点ありでプレイ可能。
(SSはウィンドウモードですがフルスクリーンでもプレイ可能)
1.Program Files (x86)フォルダへのインストールではうまく動作しない
⇒自前のフォルダにインストール
⇒Program Files (x86)フォルダで管理者権限で実行してもOKです
【東方神霊廟】
注意点ありでプレイ可能。
(SSはウィンドウモードですがフルスクリーンでもプレイ可能)
1.Program Files (x86)フォルダへのインストールではうまく動作しない
⇒自前のフォルダにインストール
⇒Program Files (x86)フォルダで管理者権限で実行してもOKです
基本的に東方は自前フォルダに入れておけば動いてくれますね。
あとはゲームパッド次第でしょうか。
などと申しております。
私の備忘録なレビューになってしまいましたが、なかなかWin8使えそうです。
機能面では新しいOSだけあって、win7に劣ることなくHyper-vの導入など
パワーアップが伺え全く問題ないと思います。
問題なのは使い方ですよね。
1つがセキュリティがさらに厳しくなった事による使い勝手の低下。
今はセキュリティの犯罪でクレジットカードやオンラインバンキングが狙われる時代ですから
OSメーカーとしては過剰な位のセキュリティを目指すのは当然の事だと思います。
セキュリティ回避については、上記2章と3章で記載した内容、及び「東方紅魔郷」で
ちょっと触れた旧Windowsの互換モードを利用すればで結構回避できると思います。
何か行き詰ったら試してみてください。
注意点としてはセキュリティが下がるといいますか、そもそも回避(無効化)しているので
実行しようとしているプログラムはしっかりと事前にチェックしておいてください。
ところでセキュリティ面は致し方ないとして
それに関係しない使い勝手はどうでしょうか
もう1つの操作性の問題はタッチ操作の未熟さ?
これについて、まだしっかりタッチ操作を行っていない私が偉そうに言えませんが
タブレット人気に合わせ、タブレットユーザーを取り込もうとしているのはわかります。
またPCでの利用も考えて高機能なのもわかります。
いい所取りで頑張ってくれているのはわかりますが、今一歩な感じです。
その点については、ライバルのapple製品に劣るなと個人的感想です。
apple製品の操作性はやっぱり凄いと思います、感覚で操作できますからね。
windowsは「操作を覚える」のに対して
apple製品は「思っていることを手で表現したら、期待した結果になる」って感じです。
その肝心のタッチ操作についてはかなりの特許をappleが持っているので、
apple製品と全く同じ操作性を実現するのは厳しいでしょうし、
実現するならライセンス契約するか、全く新しい技術で対抗するしかないでしょう。
microsoftはビジネス分野で成長してきたので、その辺苦手なのだと推測しますが
ちょっと将来(win9とか?)に期待です。
ところで今回はVMのHyper-Vには触れませんでしたが、
そのうちそちらのレビューも考えております。
最後になりますが
まだリリースから間もないのでサードパーティーは対応に追われているでしょうが
今未対応のものもどんどん対応していくことになると思われますが
待てない場合は(腹をくくって(笑))色々チャレンジしてみてもいい気がします。
おそらくは大半のものが動くのではないでしょうか。
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購入金額
3,300円
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購入日
2013年01月31日
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購入場所
Microsoft公式サイト
aoidiskさん
2013/02/07
分からなかった事が、うまく説明してくれており
わかりました。なんかスッキリ
ありがとうございます。
hubbleさん
2013/02/08
お褒め頂き、ありがとうございます。
仕事でもレビューはよく行うので、
どの様に説明すれば
1.的確に
2.明確に
3.端的に
レビューできるかを考えているのですが
まだまだ未熟です。
のんさん
2013/02/13
やはりちゃんと意識してレビュー作ってる人は
クオリティが違う!!
東方の注意点、役に立ちそうですw
ありがとうございます。
hubbleさん
2013/02/14
これまたお褒め頂き光栄ですが
やっぱり出来ていないと思います。
余談ですが今日も仕事でレビューしました。
認識は一致していましたが、説明が下手すぎて
手間取ってしまいました。
レビューイであるお客様が超絶な頭脳の持ち主で
私の意味不明な説明をさらっと理解して頂けるのが
毎回驚きなのです。