PowerLeap製PL-Pro/IIの実物があれば、この製品の下駄部分はもはやPL-Pro/IIそのものであるということは判るのですが、箱には実用新案登録番号まで記載されていて、まるでオリジナル製品であるかのような装いです。一応専用のCPUクーラーについても、オリジナルのシールが貼付されているため、一見するとPL-Pro/IIとは少々印象が異なって見える辺りがポイントなのかもしれません。
また、この製品はDual CPUでの動作保証をしていることが大きなポイントだったのですが、下駄がPL-Pro/IIと同一である以上、Dualで動く場合もあるといった程度のもので、動作保証できるほど幅広くDualで動いていたとは思えません。
私自身は、PowerLeap製のPL-Pro/IIは既に使用中で、たまたま処分されていたJV-Proシリーズ(但しメーカーの情報に関する部分が外箱から削り取られていた)ものを格安で仕入れて使っていました。
ただ、PL-Pro/IIを含むPowerLeapの他製品にもいえることなのですが、ケミカルコンデンサが粗悪品であるため、負荷をかけすぎたり、逆に放置しすぎたりしてしまうと、簡単に液漏れしてしまいます。先ほど手持ちのストック品を確認してみたのですが、1本は完全に液漏れしていて、残りもふくれあがっている状態でした。この状態ではもはやまともに動くことはないでしょう。
JV-ProシリーズはPL-Pro/IIとMendocino Celeronを買ってきて組み合わせるより数千円~1万円程度高価であり、敢えて選択する理由が乏しかったというのが正直な心境です。国内ブランドとして発売してくれたことは評価したいのですが、敢えてJV-Proを選ぶべき理由が何かしら欲しいところでした。
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購入金額
6,800円
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購入日
2002年頃
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購入場所
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