Rhythmedia Tribe。日本のSoul DIVAと言えばこの人、と言われるMISIA
が所属するレーベル。良質のボーカリストが多く、MISIAに続けとばかり二人の女性ボーカリストを交えてミディアムスロウでシルキィな曲をあつめた作品。このアルバムでしか聴けない曲、聴けないアレンジも多く、コレクターとしては外せない?
「飛び方を忘れた小さな鳥(STAR OCEAN VERSION)」。看板アーティストMISIAの曲から幕を開ける。オリジナルは先行する前年のオリジナルアルバム“Kiss In The Sky”だが、このバージョンはストリングスで包まれるゴージャスさ。この曲はテンポが絶妙。切々と...でもなく、溌剌と...でもなく「タメている」と言う感じのエナジー。2コーラス目からドラムが入るが、ドラマチックに激盛り上がりではなく、ヒートアップしているのでもなく、ボーカルを支える。まさに「朗々と」という言葉が適切な見事な歌いっぷり。
「素敵な嘘なら」はR&Bシンガー/ソングライター/プロデューサーとして活躍するTIGERの作。2000年から2003年にかけてシングルやアルバムを残している。この曲は曲調がJ-POPとソウルの境目をフラフラと?しながらどちらにも落ちないという絶妙なメロディラインとフェイク具合←褒め言葉。
雷と雨のSEで始まる「RAINY DAYS」はCALYNこと、月嶋カリンの曲。CALYNの少しブラッキィな薫りが楽しめる6/8のスローバラード。かすかにハスキーな濡れた声のコーラスがくると、もう!もう!...シルキィなソウル。
21世紀初頭Rhythmedia Tribeというレーベルに集ったDIVA達のソウルな歌声が楽しめる。ただ一曲一曲はすごくいいんだけれど、通して聴くとMISIAが強すぎるんだな。特にCALYNは比べなければ、すごく上手い、と言えるくらいいいんだけれど、さらに「ものすごい」が同じアルバムに入っていると...ちょっと構成的にワリを喰っちゃったかな、と思えるコンピレーション・アルバムです。
【収録曲】
1. 飛び方を忘れた小さな鳥(STAR OCEAN VERSION)(MISIA)
2. ETERNITY(CALYN)
3. サルビアの涙(TIGER)
4. THE BEST OF TIME(MISIA)
5. FOR YOUR LOVE(CALYN)
6. A LOVE STORY(TIGER)
7. ALWAYS(MISIA)
8. SEA SONG(CALYN)
9. 素敵な嘘なら(TIGER)
10. RAINY DAYS(CALYN)
11. 眠れぬ夜は君のせい(MISIA)
12. POPLAR(CALYN)
13. INDIGO WALTZ(LIVE VERSION)(MISIA)
iTunes 該当アルバムページ
-
購入金額
2,625円
-
購入日
2003年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。