京都の一角にある珈琲店「タレーラン」の女性バリスタ・切間美星と、彼女の淹れるコーヒーにほれ込んだ青年・アオヤマの織り成す、ちょっとしたミステリーといった感じの作品です。
ミステリーと言っても某金田一のように人が死んだりすることなく、日常のちょっとしたことに対する推理なので、それほど重たい話ではないです。
また、1話が50ページほどと短く、通勤の合間にちょいちょい読むのにも非常に良いです。
あと、珈琲店が主な舞台ですが、別にコーヒーが事件に関わってくるってことはありません。
コーヒーやエスプレッソに対するウンチクが出てきて、誤解してたことが分かって感心することはありましたが、ただそれだけです(^_^;)
最終話に「そういうことか」と感心する話もあったりとネタの仕掛けも巧妙で、若いのにスゴイ作家が出てきたもんだと感心しました。
私は今までは高齢の作家の方がハズレが少ないと思って本を選んでましたが、今後は若い作家の作品も読んでいきたいと思えるほど、よく出来た作品でした♪
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購入金額
680円
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購入日
2014年06月頃
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購入場所
かげちゃんさん
2014/06/26
ビブリア古書堂以降ミステリ系のラノベがが出てきて嬉しいですわ。
ryo157さん
2014/06/26
タレーランのシリーズが読み終わったら、読んでみようかな。