レビューメディア「ジグソー」

現在メインで使っています。

Mサイズのレビューが多めなので、今回は最小サイズであるSサイズに特化してレビューを行いたいと思います。
今回は現状で使っているため、多少風変わりかもしれません(^^;;


[Sサイズ、こんな人にぴったり!]
・手首をスナップして絵を描く人。
→大きめのサイズはあまり意味がないかもですね。

・ペンストロークにこだわり、その質を追求したい人。
→Bambooでは足りないと思うのでお勧めです。

・何となくプロっぽい気持ちになりたい人。
→intuos買って勉強するんだ!

・ペン捌きに自信が無い人。
→intuos+コミックに特化したソフト最強。

[Sサイズ、こんな人には不向き…]
・モニタがデカイ…。
→液タブかMサイズ以上がいいと思います。

・直接画面に描きたい…
→それ板タブじゃ無理よお兄ちゃん!液タブ!液タブ!

・腕全体で描きたいんだけど、どうなの?
→横置きなら行けますが正面なら素直にMサイズがいいです。

・大きめの印刷サイズを扱う方が多いんだけど…大丈夫?
→Sサイズだと拡大縮小がデフォです。めんどい方はMサイズくらいは必要になるかと。

・ファンクションキーはせめて8つくらいはないとね…?
→Mサイズ!^q^

・高い!ペンタブ自体にお金をかけるのはね…(心の声)
→Bambooでも賄えるよ!

・そもそもペンタッチはあまり気にしないからなぁ…(心の声)
→Bamboo!

・どうせ趣味だけだしな…(心の以下略)
→竹(略

[Sサイズ、どんなペンタブ?]
家庭向け、または一般向けのBambooシリーズとは違い、かなり本格的です。板タブ派の方であれば現在このintuos5が一番質が良くて上位でしょうか。
Sサイズは一番最小なので、値段も他のサイズよりは安いです。しかしそれでもBambooシリーズよりも高いです。
筆圧は最大2048レベルで、対応ドローソフトであればかなり繊細な線から抑揚ができる線まで自由自在に描くことが出来ます。
またもう一つの魅力は「傾き」対応です。平たく言えばペンを横に傾かせると線の太さや濃度を調節することが出来ます。それによってまた味のある線を表現することも可能。ただし、ペン自体の性能はintuos4と同様です。
別売りのワイヤレスキットを使えば無線ペンタブとして使うことが出来ます。


[ペンの種類]
Bambooの上位版とあって、ペンの種類も多めです。
・グリップペン…標準でついているもの。多少ペンが重く、握りも太いですが安定感のある線・着色が可能。手の大きい方向けです。
・クラシックペン…別途オプション品。intuos初代にあった細身のペンです。小さい手の方に。下絵、ペン入れ向け。着色は多少不安定かもしれません。
・アートペン…別途オプション品。平筆やマーカー、カリグラフィに特化したもの。専用のペン先は種類があり、様々なペンタッチが可能。ペン自体は太めで色塗りと相性がいい。
傾きに加え回転機能(回転を加える事で違うペンタッチを加える)が売り。対応ソフトが少ないのが難点。特にpainter向け。
・エアブラシペン…別途オプション品。筆圧が他のペンに比べ低い変わりにエアブラシの吹付けによる濃度が綺麗に出来ます。対応ソフトは少なめ。
・インクペン…ペン先にインクが出るもの。ボールペンに似ていますが描くことでアナログ下絵をトレースすることが出来ます。インクメインなので筆圧はグリップ・アート・クラシックよりも低め。

[ペン先]
・標準芯…つるつるしてます。ペン先は固め。描き味はすいすい行けますがやっぱり固い。芯の減りはまあまあだけど最も鋭角になりやすい。
・ハードフエルト芯…程良い引っ掛かりがありますが描く際に独特の音がします。アナログの描き味が好きな方はこれが最適。芯のヘリは最も早い上につぶれるのでコスパ的にはお勧め出来ない。
・エラストマー芯…筆先にエラストマーをくっつけたもの。消しゴムの感触に近く、流れをつけた線が得意。芯のヘリはフエルトに次いで早い上にペン先をとるのが一番苦労します。
・ストローク芯…ペン先の中心部分にバネを入れたことで抑揚のある線が入れやすい。アナログのGペンに感触が似ている。筆圧が高めな人にお勧め。実はコスパ的には結構オトク。

[…で?ぶっちゃけ、Sサイズってどうなの?]
・省スペースなので、小さなパソコンデスクでもあまり邪魔にはならないかも。
・手首スナップ派の方であればクリスタやsaiにある「手ブレ補正」は低めでも大丈夫だと思います。逆に腕全体派の方はある程度の補正は必要になるかも?
・intuos5の中でも表示領域が最も狭いため、どの画像ソフトにおいても「拡大」や「手のひらツール」などの移動は必要不可欠になります。
・サイズ自体が小さいので、実は裏の裏をかいて「横に置いて腕全体でスナップを効かせ使う」ことが可能です。この場合は大きいペンタブが邪魔になります。逆に正面派の場合、腕を思い切り動かすことが難しいかもしれません。この場合は大きめがいいと思います。


[ちょこっとSサイズを使いやすくするためのtips]


ipad等の角度調整スタンドもこのSサイズなら使いやすく、傾斜がつけやすい。ゆえにipadの代わりにこのペンタブを差し込んで使えばあら不思議、可動式のペンタブに。…これ、ぶっちゃけた話大きいペンタブだとバランスが崩れて上手くいきません。ブックスタンドでも形状によっては代用出来ます。ただ支える面積によって安定が損なう場合があり、場合によっては仮止め用テープで固定した方がよりいいでしょう。

実はペンタブ自体に角度調整を行うと、Cintiqのように斜めにも出来ます。これにより無駄のない姿勢を保てる上にモニタを見ながら描く事が楽になり、もっと迷いのない、綺麗な線が引けるようになるかもしれません。
まあ、ココらへんはお好みで。
  • 購入金額

    18,965円

  • 購入日

    2012年12月03日

  • 購入場所

    http://www.amazon.co.jp/gp/product/B007EJ7FLW/ref=oh_details_o05_s00_i00?ie=UTF8&psc=1

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