芯先の長さを調節できる鉛筆削りです。
黒に赤のダイヤルが印象的です。
意外と個性的なカタチです。
確か長男が大学受験の時に購入したものですが、本番の試験中には全く使わなかったようで、今回初めて鉛筆を削りました^_^;
今更ながら初削り〜w
本製品の特徴は、何と言っても芯の長さ(角度)が変えられる点でしょう。
ダイヤル「1」にセットすると全体的に鈍角(短く)削れます。
「5」にセットすると鋭角(長く)削れます。
鉛筆の持ち方や書く時のクセ、好みもあると思いますが、基本的には鉛筆の芯の太さや柔らかさなどで変えると良いでしょう。比較的硬めの芯はどの角度でもイケると思いますが、色鉛筆など柔らかい芯は折れやすいので鈍角(短く)で削った方が良いと思われます。
折角なので、内部の仕組みを見てみました。
内部のパーツ構成(ダイヤル部は分解しませんでした)
内部のパーツは刃とネジ以外は樹脂製で、刃のユニットとスプリング、フタパーツの3つのパーツが入っています。
ダイヤルを「CLOSE」位置から「1」あるいは「5」の方向に回すと、ダイヤル外側のカム(半月状)でフタパーツのアームを押して鉛筆を挿入するフタが開きます。
スプリングとフタパーツをセットした状態、半月状のカムでフタパーツを動かします。
そして、ダイヤル内側のカムで刃のユニットを押して刃の鉛筆に接する角度が変わります。
そこに刃をセットした状態、勾玉状のカムで刃の角度を変えます。
刃のユニットは常にスプリングパーツでテンションが掛かっているため、どの角度でもガタつきなく安定して削る事ができる仕組みです。
普通より少し長めの「刃」、刃の鉛筆挿入口が円ではなく長方形になっています。
ダイヤル「1」の時はこのような急角度で鉛筆が刃に接します
ダイヤル「5」の時はこのように緩やかな角度で刃に接します。
削りカスは内部に収納できるようになっていますが、小型なので少量しか入りません。この事からやはり限られた環境下で使用する(例えば試験や授業中など)のに向いていると思います。
1回削っただけでこんなに溜まります。
ただ、試験中などにはできるだけこういったものは使いたくないと思うので、実際的には「持っているだけで安心」「備えあれば憂いなし」のような保険みたいな要素の方が大きいかも知れませんね。
全く使ってないのに妙に年季だけ入っているのが悲しい...
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
退会したユーザーさん
2014/11/05
と思ったら
分解されて解説付き(・・b
至れり尽くせりのれびゅ~乙でつ(・・v
izappyさん
2014/11/05
内部の仕組みって気になるものが多いですよね。
内部構造が気になるものは、なるべく分解して確かめつつレビューしたいと思っているのですが、高価なものや貴重な品だとちょっと気が引けますね^_^;
hatahataさん
2014/11/11
黒があったんですね。かっこいいです。
内部の構造も見られて面白かったです。
自分はめんどくさくてやらなかったので。
izappyさん
2014/11/12
色によって印象が大きく変わってきますよね。
私が子供の頃は何となく色で男女の区別がされていた気がしますが、最近ではあまり関係ないようで、うちの息子達は幼少の頃から赤系が好きです。
この手のギミックものは内部の構造が気になるので、ついついバラしてしまいます。中の構造を見ると中身が優先で形が決まったのか、デザイン優先で作られているのかが何となく見えてくることがあるので楽しいです。
cybercatさん
2014/11/12
ものすごく便利ですね。鉛筆の先の角度って軸と削りはじめの傾斜が始まるあたりに指をかける人にとっては書き心地にものすごく重要なファクターなんですよね。
そこが調節できるのがすごく便利でした。
izappyさん
2014/11/12
私の場合、鉛筆は字を書くよりも絵を描く用途の割合の方が多かったせいか、先端から少し離れた胴の部分を持つのが習慣になってしまいましたので、「軸と削りはじめの傾斜が始まるあたりに指をかける人」の感覚は知りませんでしたが、確かに先端寄りを持つ人にとってはその部分の角度は重要ですね。
鉛筆削りもなかなか奥が深いですね〜