レビューメディア「ジグソー」

中古より安い?激安マザーボード

リンクスアウトレットにてパッケージ破損品が2500円と安価だったので、送料合わせのために購入しました。
中古(修理品)はこれより高いという謎の価格設定ですが、気にしないことにしました。

通販なので梱包を気にしていましたが、マザーボードに関しては梱包が良くないです。
送られてきた段ボール箱の底にパッケージがそのまま押し込まれており、この製品自体が緩衝材として扱われている状態です。
パッケージのサイズが段ボール箱にギリギリなので、段ボール箱から取り出すのも大変でした。
押し込まれた時にと思われますが、パッケージの四隅の角が潰れていました。
元来のパッケージ破損の原因はパッケージ底面の汚れと思われますが、発送時にできたと思われる破損の方が目立っています。
上に乗っていたiHBS212-27は問題なく緩衝材に守られていただけに残念ですね。

内容物について
マザー本体
バックパネル
SATA6.0Gケーブル:2本(ラッチ付でL字・ストレート)
ペリファラル4Pin→SATA電源変換ケーブル
ドライバ・アプリケーションメディア
マニュアル
保証書
sIMG_2508.jpg
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マザーボード本体
特徴は廉価版のH61チップセットを採用しつつ、USB3.0とSATA6.0Gを備えていることでしょう。
これらが無くとも2500円では十分安いのですが、よりお買い得感があります。
安物の割には全て固体コンデンサが採用されていますね。

CPUはSandyからivyまで幅広くサポートしていますが、後者ではBIOSのアップデートが必要になるのでお勧めしません。
まあ、価格帯からしてCeleron/Pentuim/i3クラスまでだと思いますね。

メモリはDDR3-1066/1333が最大16Gとなっていますが、メモリスロットは2本しかなく8Gモジュールが流通している今では気になりません。
普通にネットや動画再生には4~8Gで十分でしょうね、コスト面でも丁度良いですし。

SATAは6本あり、下側にある白いコネクタ2本はASMedia ASM1061によるSATA6.0Gとなっています。
これはPCI Express2.0 x1で接続されているので500MB/sが上限となり、PX-256M5Sで試すと400MB/sを下回りました。
両方に接続して同時に使用すればさらにパフォーマンスが低下する恐れがあるので組み合わせも考えて使用するべきでしょう。
残りはIntelのSATA3.0Gで特筆するべき点は無いですが、無難に使える点は高く評価できます。
これだけSATAがあれば安価なファイルサーバーにも便利だと思いますね。

USB3.0もASMediaのASM1042が採用されています。
これもPCI Express2.0 x1で接続されているので500MB/sが上限となります。
ネットで調べるとFWをアップデートすることができるそうですが、メーカー保証が切れてからにします。
パフォーマンスの違いを知りたくてPX-256M5SをUSB3.0ケースに入れて計測したのですが、200MB/sを下回っているので諦めることにしました・・・
外付けHDDを接続するには十分な速度が出ているので実用上は問題ないでしょう。
USB2.0は背面に4ポート、内部に4ポート分あります。

PS2があり、マウス・キーボードは余った物が使えるので便利です。

拡張スロットは
PCI Express*16
PCI Express*1
PCI Express*1
PCI
PCI
PCI
であり、3本あるPCIはネイティブなB75と異なりASMediaのASM1083が使用されています。

LANとオーディオはRealtek製が採用されています。
オーディオはともかくとしてLANはIntel製が欲しかったです。
まあ、一応はギガビットに対応しているので普通に使用する分には困りませんが・・・

ディスプレイ出力はDVI-DとD-Subですが、DVI-DはD-Subに変換してのデュアルディスプレイにすることはできません。
これはGPUが組み込まれたCPUを使用しないと単なる飾りになります。
現在Celeron G530で動作確認を行っています。
一応i3-2120辺りでも新しく購入しようかと思ったのですが、用途が無いので諦めることにしました。
買ったは良いが使い道が無い、そんな自作が続いておりますので自重気味に・・・

FAN用電源(3Pin)は4箇所あるのでFANが多いケースでも困りませんね。

シリアルとパラレル(EPP/ECP)があるので仕事で使用するのにも役立つかもしれません。
もっとも職場では2ポートあることが望ましいのですが・・・

マニュアルは多言語版で日本語もサポートしており、内容はCPUの取り付けから各ポートの説明とBIOSのCPU・メモリに関する記載がメインです。
下側に破れがあるのが残念ですが、基本的に読まないのでどうでもいいかも。

まな板状態にして動作確認です。
発送による破損は無く、正常にBIOS画面が表示されました。
厳密にはUEFIですが、レイアウトはBIOS風味となっています。
特別な機能は無いものの、実用上は問題ないですね。

CPUの動作クロックは変更できますが、CPUがK付でなければ1.6GHz~定格までとなります。
メモリもOCが可能ですが、どちらも自己責任で・・・
お世辞にもOCに向いた製品とは思えないのでお勧めできませんね。

PCHはAHCI/IDEをサポートしており、ASMediaのSATA6.0Gも同様です。
各ポートでホットプラグなる機能があるのですが、未使用なので使い勝手は良く分かっていません。
リムーバブルケースとの組み合わせには便利かも?

OSはWindows7 HomePremium 64bitをインストールしています。
やはりWindows7はそのままインストールできるので便利ですね。
ドライバはMSIのHPからDLして使用しています。
BIOSはLive Updateで更新済みです。
OCCTの半日動作でも異状は見られず動作チェックは終了。
同チップセットを採用しているH61H2-M5と同じ構成で組んでいるためか、体感的な違いはありませんでした。


感想としてはコストパフォーマンスは大変優れており、安価なパーツを使って用途をサーバー・軽作業に絞れば有効活用できそうです。
SSDに関してはSATA6.0Gの仕様に留意しつつ過度な期待を持たないことが重要でしょう。
  • 購入金額

    2,500円

  • 購入日

    2012年07月25日

  • 購入場所

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