最近、フラッシュメモリー製品の値上がりが顕著で、特に今まで安かったSDカード系統の急激な値上がりが目立ちます。
半年ほど前まではmicroSDHC 32GB Class10で、安めのブランドでは800円台をよく見かけていたのですが、最近では1,000円を切っているものが滅多に無いという有様です。
地元のホームセンターに別件で買い物に行った際、2枚組ではあるのですが、この近辺としては最安値だろうと思われるmicroSDHC 32GB Class10を見つけたので買ってきました。
パッケージの構造がちょっと変わっているのですが、メモリーカード本体は薄いパッケージに収められていて、SDカード用ケースが別に添付されているという形です。中に入れておくという工程が増える事を嫌ったのでしょうか。
なお、このパッケージは32GBの2枚組である「SP064GBSTH010V73EU」という型番のものなのですが、アイテム情報はこれと同等の品を1枚単位でパッケージしている「SP032GBSTH010V10-SP」で行っています。
書込は遅いが価格を考えれば十分な性能
それではベンチマークテストの結果です。
今回はハードウェア環境はいつも通りなのですが、OSがたまたま作業用に立ち上がっていたWindows XPとなります。まあ、この環境ではWindows7との有意な速度差は見出せませんので、数値の比較に問題は無いと思います。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まず読み出し側の性能は文句ありません。シーケンシャルで90MB/sを超えてきていますし、ランダム4Kの値も充分に優秀です。
一方、書き込みについてはシーケンシャルでやや弱さが見えます。class10の基準値は余裕を持ってクリアしていますが、読み出しの優秀さから見れば20MB/s止まりはどうしても物足りなく感じられます。
もっとも、書き込みもランダムでは意外な強さを見せていて、4Kでは高速型の製品と比べてもさほど見劣りはありませんし、Nano Pico Editionの512Kではシーケンシャルを大きく超える値を叩き出しています。
シリコンパワーの製品ラインナップ上でも決して上位という製品ではありませんので、性能に多くは期待をしていなかったのですが、思ったよりは良かったというのが率直な感想です。税別では2枚で1,980円と、今となっては最安値クラスで入手出来る品ですから、コストパフォーマンスは良好といえるでしょう。
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購入金額
2,138円
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購入日
2017年04月09日
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購入場所
ケーヨーデイツー
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