その質実剛健なスタイルから大好きなThinkPad。
前モデルのThinkPad Tabletは、Android OSということもあり、あまり食指が動かなかったが、
今度のモデルはIntel Platformということで、何やら面白そう。
ネットで調べると、アメリカの販売店には在庫ありとのこと。
円安進行中であるから、どうせ買うなら今のうちに買っておかなくては後々無駄な出費が出る。
ということで、久しぶりの大物購入。
個人的には、初の新品でのWindowsマシンの購入である。
アメリカの販売店からAmazon経由で購入。(送料等が1万円強)
すぐに発送され、4日程度で到着。
(2013.5.25追記)
使用中、特にIEを使用して複数タブを開くと、読み込み中に固まって操作を全く受け付けなくなる(その後、ブルースクリーンが表示される)現象が発生し、改善されないため、メーカー修理に出した。
(2013.6.14追記)
上記修理は、メーカーでも現象が確認され、ソフト的な修繕の上一旦返却されたものの、やはり改善されないため、6.11に再修理を依頼した。
(2013.10.27追記)
Windows 8.1にアップグレードしてみたものの、Preview版の時から問題として挙げられていたグラフィックスドライバの不具合が改善されていないため、スリープからの復帰がうまくいかないという問題がある。
この問題はPreviewが公開された7月には既に問題として把握されていたため、LenovoまたはIntelの怠慢である。
(2018.2.12追記)
Windows 10はClover Trailとの相性が悪いため、Windows 8.1に戻した。WindowsUpdateやドライバの更新により、現在は比較的安定して稼働している。
マットなラバーコーティングで上質感あり
ゴテゴテした、いかにも中華なタブレットとは違い、デザインにも気が使われている。
背面はマットなラバーコーティングであり、上質感がある。
デザインがよい
上述のとおり、デザインにも気が使われており、上質感があると同時に、本体の厚みが10mm未満で、非常に薄い。
また、ディスプレイには旭硝子の"Dragontrail"が使用されており、よほどのことがない限りディスプレイが割れることはないし、傷もつかない。
システムの完成度が低い?それとも放熱性能に難があるのか?不安定
Windows 8 搭載タブレットということで、システムの安定度は決して高くない。
ブルースクリーンが表示されないものの、スリープから復帰しないことがしょっちゅうあるし、
IEの使用中にフリーズして、Windowsボタンでスタート画面に戻ることもできず、強制シャットダウンさせることも頻繁である。
(ドライバーを最新にしたり、OSをWindows 10にアップグレードしたが、改善されない)
(追記)
その後、修理に出した後、ドライバアップデート、Windows Update等で改善された。
が、修理対応が必要な製品を出荷するような体制、不十分なドライバを抱えたままでの発売というのは問題である。
なお、Windows 10は、Clover Trailとの相性が悪く、安定性に難があったため、Windows 8.1に戻して運用している。
安定性が欠けること+ステータスランプがないのは残念
安定性がないのに加え、各種ステータスランプがないのは残念である。
電源投入時に、カメラ横のLEDが点灯するが、その後は、一切のランプが点灯しない。
eMMCのアクセスランプもないので、反応しない時に、完全にフリーズしているのか、ストレージアクセス中(ビジー)なのかわからないのが欠点である。
その他、地味に不便な点といえば、バッテリーの充電状況を示すランプがないこと。
充電中は赤ないしオレンジ、充電完了になると緑色ないし青になるようなLEDが搭載されていてもよかったのではと思う。
(追記)
充電状況がわかるケーブルの導入で、充電に関する課題は解決された。
ThinkPad印のタブレットとしてはコレクターならぜひとも
ThinkPadブランドで出た、x86タブレットとしては初の製品である。
この後、本製品での反省等を生かして、ThinkPad 8等の製品が生まれていることを考えると、マイルストーン的な製品である。
ThinkPadコレクターであれば、入手しておくのもよいだろう。
同等スペックのものと比べると高め
同種の製品と比較して、少し価格帯が高めなのも気になるポイントであるが、
ThinkPadブランドへの信頼感と考えると、まぁこんなもんかとも思えてくる。
洗練されていないOSと遅いCPU
Windows OSが十分に洗練されていないところもあって、レスポンスがワンテンポ、ツーテンポ遅れることがよくある。
酷い時には、スリープから復帰せずそのままフリーズしてしまい、電源ボタン長押しで再起動しないといけないこともたびたびである。
動画再生も、iOSデバイスと比較すると、コマ落ちすることも多い。
つまり、iOSやAndroid搭載のタブレットと同様に使用するには難しい。
Windowsタブレットは、Flashを使用したゲームをするとか、Microsoft純正のOfficeを使用するとか、業務システムがWindowsで、これでないといけないという場合にのみ使用するべきである。
(当機種に限らずWindowsタブレット全般に言えることだが)「タブレット」というよりは、「タッチパネルの使用できるノートPCのキーボード抜き」として捉えるのが正しい把握であろう。
また、ストレージが64GBとあるが、OSも込みでトータル64GBなので、iOSデバイスと同等に語ることはできない。
(iOSデバイスは、ストレージ容量のほぼ全てがアプリ・データの記憶領域として使用可能である)
また、Bluetoothの干渉か、BluetoothキーボードとBluetoothマウスを同時に使用すると、途切れることがしばしである。
折角のワイヤレスが台無しである。
価格が高かった分、製品の完成度の低さにガッカリ
モノ自体の完成度は決して低くはないが、OSの完成度が低いことによるトータルの製品としての完成度が今一つである。
特に、しょっちゅうフリーズする「仕様」(あまりにもフリーズするので、2、3回メーカー修理に出したが、改善されないので、これはもはや「仕様」なのだろう)は、実用性に欠ける。
タブレットで、Webを快適に閲覧したり、SNSを楽しんだり、動画を見たいのであれば、iPadなどの製品を購入することを勧めたい。
安定後は
ExcelやAccessでの作業をしたりするのに使っている。
あとは、Twitterの閲覧など。
まぁまぁ安定して使えている。
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購入金額
80,545円
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購入日
2013年02月頃
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購入場所
Laptop Authority
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