■はじめに
既に「自炊」という言葉を表紙から使って説明していますが、スラング的な言葉が浸透しているあかしなのでしょう。
語源は「自吸い」「字吸い」などから来ているようですが、ここまで浸透してしまうと、本来の「自炊」との意味の乖離に違和感アリアリです。
■内容
この本では利用スキャナーを富士通のScanSnapS1500と想定して書かれています。細かな設定にもページを割いているため、一般的なフラットベッドのTWAINスキャナーで参考にするのはもったいない気がします。もう少し汎用的な書き方ができるのではないでしょうか。とはいえ、私はS1500ユーザーなので非常に参考になりました。
そのほか、おすすめの裁断機紹介やワークショップのようなページまでついています。
「カッターの刃は折ってからがいい」など、“そこまで記事として書く必要があるかい?”と思うほど手取り足取り書かれていますので、これから自炊を始めたくて、S1500を購入予定の人は読んで損のない内容だと思います。
想定が若干ニッチなので、一般向けの本ではない気がしましたが、気づけばScanSnapは200万台も出荷しているようで、意外と対象者は多いのかと思います。
■普通の本と違うところ
この本を自炊の練習に使えるようにという配慮から、裁断する切り取り線がついています。
なんと潔い仕様でしょうか。
■まとめ
自炊を日常的にやっているユーザーには物足りない本ですが、おさらいや基本の勉強にはいいのではないでしょうか。
ということで、これから早速裁断します。
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購入金額
1,050円
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購入日
2012年08月19日
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購入場所
aoidiskさん
2012/08/19
裁断には練習が 必要かもな・・
ありな本だな
yosh-massterさん
2012/08/19
本によってはノリが深くついているものがあったり、裁断の練習にはいいかもしれないですね。
切りすぎもショックだし、切れてないのもガッカリだし。。。
最適な裁断位置があるはずです!