パッケージにまとめて販売したデラックス版です。
もし入手される場合には以前出ていた前後編を単品で探すよりも
こちらの"スペシャル"がオススメです。
内容を簡単に説明すると女子高生の主人公、ユカリ、チサト、ミカの
3人が学校や街で噂されている怪事件やミステリースポットを探検
して真相を解明てる、といった内容のアドベンチャーゲームです。
ストーリーは90年代後半を舞台にしたオカルト要素がある和製ホラー。
随分昔、子供の頃にテレビで放送された「学園七不思議」という怪奇
アニメの現代版のような雰囲気です(今の人は知りませんか?)。
前後編あわせて全部で10章立て+αで、それぞれクリア後の状況に
よって評価ランクが付けられます(最高は大吉、最低は凶)。
章によっては何度かやり直さないと大吉が出せない難しさですが、
アクションゲームと違い特別な技術は必要ありませんので、根気が
あれば大吉を目指せる難易度と言えるでしょう。
(アドベンチャーゲームなので当然といえば当然なんでしょうが。。)
システムは本作品が出る前に同社からスーパーファミコンで発売
された"クロックタワー"に似た作りです。
クロックタワーのようにカーソルで細かく探索する事はありませんが、
横視点で心拍数というパラメーターがある所も少し似ています。
ゲーム進行中にもアクシデントで逃げたり、仲間と別行動したり等
似た場面もあるのですが、本作では重要なイベント中に選択肢が
出てきたりして選択が酷いと、バッドエンドなんて事もあります。
また探索中の特定シーンで(主に心霊体験中)、写真撮影や音声
録音をさせる事が出来ます。
(主人公の1人、ミカが副業でオカルト雑誌に心霊写真を投稿している)
上手く撮影や録音が出来てストーリーの探索に成功すると、コレクション
項目に戦利品が追加されて閲覧や再生ができるようになります。
(ストーリークリアに失敗すると追加無しです。。。)
コレクション要素のある撮影・録音ですが、あまり頻繁にを試みると
心拍数が上がってゲームオーバーになり易くなるので注意が必要です。
大まかにゲームの内容を書きましたが、この作品の一番の魅力的な
部分、個人的には世界観です(勿論、人によって違うと思います)。
どこにでもありそうな街並み(モデルになったのは武蔵野市付近)と、
当時どこにでも存在していそうな登場人物たち。
そんな日常的でリアリティ溢れる世界で非日常的で怖い探検をする。
物語終盤のお話の事もあって大変気に入った作品の一つです。
ゲーム中には当時の文化や小物も少し出てきたりして、1990年代に
学生だった方は余計に入り込めると思いますよ。
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購入金額
2,980円
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購入日
1998年頃
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購入場所
キムラヤ 田町店
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