Phanteks PH-TC14PEのファンが異音を発して来たので、オリオスペックに買い替えに行った所、Phanteks PH-F140 の展示の上にこちらの商品が置いてあり運命的な出会いをしました。

　商品スペック


・型番　　　／　XIGMATEK XAF-F1453（CFP-DYGWL-KU3）
・サイズ　　／　140×140×25
・回転数　　／　800　～　1200 RPM
・ベアリング／　Aeronautical Oil System Bearing
・風量　　　／　62.2　～90.3CFM

・静圧　　　／　1.08 mmH²O（最大）
・騒音　　　／　最大１８db
・ＬＥＤ　　／　白

・コネクター／　４ピンPMW
・付属品　　／　・ネジ　・ペリフェラル変換コネクタ　
　　　　　　　　・140mm穴用変換アタッチメント（標準では120mm用の孔に取付します）


　外観

黒いフレームにオレンジ色のフィンがウネウネしており、太陽のようなフィンの形状です。

端に反射用のメッキ加工がしてあります。

このウネウネが通気性を 25% 高め、騒音を 10% 抑えるそうです。※メーカーHP転載

見た目は非常に格好良く、違う商品を買いに行ったのにうっかり掴んでしまう外観です。

もともとCPUクーラーの先頭には　ENERMAX の　T.B.VEGAS TRIO　を付けていたのですが、

こちらの商品をみて、ガタガタ音のする　PHANTEKS　のファンとの交換を止めて、

T.B.VEGAS TRIO　と交換する事にしてしまうくらい格好良いです。


　光の具合

４か所から白色LEDのビームが出てかなり明るいです。

ファンの光り方はファンの形状が波型なので、ナミナミした光り方をしています。

好き嫌いはあるかと思いますが、うすらぼんやりしていて個人的にはがっかりです

　風量

流石に140mmファンで、最大風量が90.3CFMあるだけあって、

T.B.VEGAS TRIO（67.48CFM)　よりも、かなり風量が多いです。

交換しようとしていた、Phanteks PH-F140 の風量は88.6CFMですので、

XAF-1453　の方が若干風量があります。


　騒音

騒音は上記に上げた3点のファンの中では一番静かです。

ただ、真上に向けて置いた場合は、縦に設置した場合と比べて軸の音が少し五月蝿くなりますので、

グランド鎌クロスのようなトップフロータイプのCPUクーラーや

ケースの天面や、底面への設置は割り切る気持ちが必要かと思います。

動画に　ENERMAX T.B.VEGAS TRIO　との騒音の比較を上げてみました。

少し分かりにくいかもしれませんが、参考にしてください。

ちなみに、Phanteks PH-F140　の騒音はドライヤークラスですので、聴き比べるまでもありませんｗ

ENERMAX T.B.VEGAS TRIO　の音は少し甲高い高周波的な音がするのに対して、

XIGMATEK XAF-F1453 は低音が響きますが、こちらの方が静かです。


　PMW制御

私の環境では

最小値　７４５ＲＰＭ　※ほとんど騒音がしません

最大値　１３８０ＲＰＭ　※それなりに五月蝿くなりますが、私はそこまで気になりません


　CPUクーラー設置時の温度比較

ENERMAX T.B.VEGAS TRIO　と　XIGMATEK XAF-F1453　をそれぞれ付けかえて、

OCCTをした時の比較になります。

比較した環境は

【CPU】Intel Core i7-3820　4.6Ghz
【M/B】ASRock X79 Extreme4-M
【CPUクーラー】Phanteks PH-TC14PE OR
【CPUクーラーFAN　※3枚目】ENERMAX　T.B.VEGAS TRIO UCTVT12P
【メモリ】G. SKILL F3-14900CL9Q-16GBZL (DDR3-1866 4GBx4)Quad-Channel (4Gx4=16GB)
【ビデオカード】Palit GeForce GTX 670 JetStream 2GB OC (NE5X670H1042-1042J)
【SSD（システム）】OCZ Technology　Agility 3 120GB　(AGT3-25SAT3-120G)×2枚RAID0
【HDD(データ）】SEAGATE ST1000DM003 (1TB SATA600 7200)　
【電源】HEC COUGAR GX（V2） 800W/80PLUS GOLD (HEC-GX800V2)
【ケース】IN WIN　Dragon Slayer　(IW-BR661)

上記構成での検証結果　4月16日室温18度

ENERMAX T.B.VEGAS TRIO（左黒字）　と　XIGMATEK XAF-F1453（右赤字）

core0 最低温度　３２°　３２°　最高温度　７７°　７５°

core1 最低温度　３１°　３０°　最高温度　７２°　７２°

core2 最低温度　３３°　３３°　最高温度　７１°　７１°

core3 最低温度　２９°　２９°　最高温度　７４°　７４°

上記のような結果となりました。


短い時間なのでそこまで差は開きませんでしたが、最高温度で
　
XAF-F1453　の方が　２°　低い結果となりました。　　

T.B.VEGAS 4.6Ghz occt

XIGMATEK XAF1453　4.6Ghz occt

　総評

見た目は凄く格好良いファンです。

風量もそれなりにあって、騒音もそこそこで、しかも光る！

と、単純に性能と見た目を重視される方には、かなりオススメできるファンです。

が、光物スキーには物足りない光り方です。


ENERMAX T.B.VEGAS TRIO　の光り方がピカイチに綺麗なので当初の予定通り、

異音を発している　Phanteks　のファンと交換して、一番手前には　T.B.VEGAS　を置く形になりそうです。

※4/19追記

ショボイと思ってたLEDの光り方ですが、ファンの部分が透けて裏のCPUフィンが見えるのも結構かっこいいかな～と思ってきました。
もうしばらくCPUファンの１番目に置いておこうと思います。