簡単バナーだが、
動画は(最初の数本はコンデジで撮った動画を配信サイトに直接あげるだけだったけど)本格的に使うようになってからはAHS社の「Movie Pro」
を使用していた。これは今でも実家の旧メイン機に入れてある。
ただ、現メイン機にPC刷新するにあたって、OSをWindows7 (professional)からWindows 8.1(Pro)に変更することにしたので、「Movie Pro」では対象外OSなため、これを購入することに。
「Movie Pro」のMTR風の操作性やマニアック度wは結構気に入っていたので素直にその後継「Movie Pro MX」を、そして今回も「ナレーションパック」を購入した。
いやー、自分自身が動画は数秒ならば無音でも眺められるけれど、30秒以上の無音の動画を眺めるのが苦痛なので、そこを何とかしたいのだが、麗しき声でもないので...はずかすぃポッ←w
前回「Movie Pro ナレーションパック」で「VOICEROID+ 民安ともえ」が含まれているパッケージだったので、今回は「Movie Pro MX ナレーションパック 結月ゆかり」にしてみた。これはその名の通り同梱されるナレーションソフトが「VOICEROID+ 結月ゆかり」となる。
結月ゆかり(ゆづきゆかり)は歌を歌うVOCALOIDとナレーションを入れるVOICEROIDを兼務する稀有な存在で、声をあてているのは声優の石黒千尋。結月ゆかりはイメージキャラクター。そこが声優本人の名前がソフトについている民安ともえとは異なる(「VOICEROID+ 民安ともえ」に出てくるキャラクターは、弦巻マキ(つるまきまき))。
二人の声質の差はこんな感じ。
●結月ゆかり
○民安ともえ
同じ文句をしゃべらせてもかなり違う。
やや機械っぽいが声質の通りが良い「民安ともえ」(というかキャラクターとしては弦巻マキで、彼女はバンドでギタリストをやっている、という設定)と比べて、しっとりと落ち着いた雰囲気。大人の女性の声という感じだ。
2種の声があれば掛け合いとかもできるよね?と考えたのだが、ラジオ朗読者のような深い声の結月ゆかりと、ハキハキとした感じの民安ともえでは話がかみ合わない。
■やってみた
....だめかもしれぬ...orz
...そこで今のところどちらか一方を使うようにしている。..が...↓後述↓
一方メインソフトの「Movie Pro MX」の方は「Movie Pro」の正常進化版で、Windows 8対応以外も、
・NVIDIA CUDAとAMD OpenCL対応による書き出しの高速化
・マルチコアPCへの最適化
・64bitシステム上での拡張メモリの使用
・3Dムービー/画像の編集に対応
・2D動画⇒3D動画への変換
といった機能強化、各種レスポンスの迅速化、背景やエフェクト、タイトルなどの追加がされている。使い勝手としては変わらず、99トラックのレコーダーの上にビデオやタイトル、音声を配置していくMTR風の編集が可能で、古の「カセットMTR」などを使ったことがある人であれば直感的に操作ができる。ちょっとメニューの階層が完全には整理できていなくてあまり使わない機能を起動するときに探すことになることと、タイトルメーカーが操作しづらい(タイトルテキストの入力が階層的にわかりづらい位置にある&作業性が悪い)こと以外は特に気になるところもない...のだが。
せっかく「Movie Pro MX」の方がWindows 8対応にもかかわらず、同梱される「VOICEROID+ 結月ゆかり」がそうではない罠。一応ネット上では動作可能であったという報告もあるのだが、その設定を試してもcybercatはダメだった。したがって現在では、Win 8.1のメイン機で動画編集して、Win 7のサブ機でその動画を見ながら音声データを作り、ふたたびWin 8.1機で合成する...なんてことをしている。
ただこの方法で行くと、ムービーソフトとVOICEROID+で再生速度がビミョーに違うのか、いつも少しVOICEROID+の音声ファイルの方が早めに終わる感じになる。そのため、ながーい1ファイルにせず、短い言葉にして「Movie Pro MX」の豊富なトラック数を活かして切り貼り...ってなんかチガウ気が...
評価としては
・「Movie Pro MX」単体=★4つ
・「VOICEROID+ 結月ゆかり」単体=★3つ
・「Movie Pro MX ナレーションパック 結月ゆかり」=★2つ
かなー。VOICEROID+がWindows 8対応でないのに、Windows 8対応がバージョンアップの大きな売りであった「Movie Pro MX」と単純同梱して売っちゃ、アカンわな~。さらにその後Windows 8対応の「VOICEROID+ EXシリーズ」か発売されても「ナレーションパック」には相変わらず「素の」VOICEROID+が組み合わされたままだし。
そこがど~なのよ、とは思います。
いや、「Movie Pro MX」単体は使いやすいムービー加工ソフトだし、「VOICEROID+」も、シロウトのお○さんの声よりずいぶん「使える」ンですが。
...惜しい。
【Movie Pro MX動作環境】
■OS:Windows 8、Windows 7、Windows Vista 32bit/64bit対応
■CPU
【SD編集】Intel Pentium4 1.0GHz(Core 2 Duo 2.0 GHz 以上推奨)
【HD編集】Intel Pentium4 3.0GHz 以上 または Dual Core CPU 1.3 GHz 以上
(Intel Core 2 quad 2.83 GHz 以上推奨)
■メモリ
【ビデオキャプチャー・編集】 512MB以上(2GB以上推奨)
【HD編集】 1GB以上(3GB以上推奨)
■必要なハードディスク空き容量:約4GB(インストールのみ)
■ビデオカード
・解像度1024x768以上
・24-bitカラー以上(32-bitカラー以上推奨)
・DirectX 9.0c 以上に対応したグラフィックカード
・nVidia Geforce 6600シリーズ以上 またはATI Radeon X300以上
(AVCHD編集の場合Geforce 8000シリーズ以上またはRadeon 5000 シリーズ以上推奨)
・Pixel Shader 2.0対応カード
・ビデオメモリ 128MB以上(256MB以上推奨、AVCHD編集の場合512 MB以上推奨)
【VOICEROID+ 結月ゆかり動作環境】
■OS:Windows 7、Windows Vista 32Bit/64Bit対応
■CPU:Pentium 4又はそれ以上の互換CPU(Core 2 Duo 2.66GHz以上を推奨)
■必要なハードディスク空き容量:1GB以上
■RAMメモリ:512MB以上(1GB以上を推奨)
■ディスプレイ解像度:1024x768以上 16ビットカラー以上(フルカラー推奨)
■その他:DVD-ROMドライブ、サウンドカード、インターネット環境
おまけ。
やっぱり梱包的には不条理パッケージでしたw
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購入金額
11,131円
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購入日
2014年03月28日
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購入場所
Amazon
パッチコさん
2015/03/10
Youtubeのゴシップイメージがどうしても出ちゃいますが、アイデアはいいと思うんですよね。ナレーション機能。
イントネーション補正とか何かが足りない感じですが、進化してほしいなあ。
cybercatさん
2015/03/10
ベタウチでソコソコまでは行きますが、慣れも必要です。
上の動画では、「ナカノヒトハ」のところは「中の人」と打つと「ちゅうのひと」と言ったので「なかのひと」と打った、とか「ゆづきゆかり」の名字のイントネーションが気に入らなかったので、あえて前の文節とくっつけてイントネーションを調整したとか..
白輝望さん
2015/03/11
掛け合い、楽しく聞かせていただきました!
でもこの30秒を作るのにどれだけかかったのか・・・。想像を絶するのでしょうか。」
cybercatさん
2015/03/11
・2つのソフトの起動とセリフのベタ打ち(フレーズ考案含む):合計30分
・スクリーンショットの取得:5分
・いわゆる調教:合計30分
・Win7サブ機⇒NAS
・スクリーンショットの編集(ペイントとIrfanView):5分
・Movie Pro MXで編集:合計30分
・YouTubeにアップ(今変換後自動アップ機能が不具合故手動アップ):5分