らんまるさんのkobo touch周辺ヲチを一野次馬として拝見していて、5年前に買ったこのDTMソフトを思い出しました。
おりしもちょうど初音ミクのボカロブームの第一次ピークだった時期に、いかにも便乗くさい安直なキャラ絵付きのB級色満載のDTMソフトとして発売されましたw
ところが、このソフト、初回のDVDプレスにトラブルがあり、インストールすると一部機能が正しくインストールされないというトラブルがありました。
ところが、発売元のAHSの対応が迅速で、発売その日にアップデータを配布し、
取り急ぎ購入者全員にDVD-Rで暫定対策版DVDを郵送し、
後日あらためて正規に再プレスしたDVDを全員に郵送するというまさに「真摯」な対応を取りました。
その際、公式サイトに大慌てで、
「該当ユーザー様には暫定メディアをお送りさせていただきまました」
というtypoでお詫びが書き込まれ、
「運営さん、本当に慌ててたんだな」
とむしろ「あわてんぼ運営カワユス」というわけわかんない空気にw
この件、後に一ユーザーさんによってネタ曲にされますw
当時の2chのDTM板MusicMakerスレでも、プレスミスを罵倒するどころか、
「話のタネに買ってみたら予想以上に真剣なサポートで感心した」
「いい加減な売り逃げソフトかと思ってたら結構ちゃんと売る気だったんだな」
と、むしろサポートの良さを絶賛する空気になるという珍しい事態にw
実際中身はいたって硬派で高機能なソフトだったので、
むしろ初期トラブルでウォッチャーをファンに変えてしまったという珍しいソフトです
なので今でも家には初期プレスミス版、暫定R版、正式配布版と3枚のメディアがあります。
今でも2chのMusicMakerスレは「野生のサポセン」と呼ばれる
熱心なユーザが何人も生息しているという珍しいスレになっていますw
「仕事上のトラブルはむしろ評判を上げるチャンスと考えろ」
というのはビジネス書の類によく書かれていますが、
実践するのは難しいですよね。
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購入金額
14,800円
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購入日
2007年頃
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購入場所
らんまるさん
2012/07/30
誠実な対応をしているからといってその企業の業績が高まるとか、売り上げがアップするとかはまったく別なところなのですが、個人的には末永くお付き合いしたくなる会社になると思います。
こういう会社が増えてくれると世の中はもっと素敵になりますね。