暫定的に余っていたGeForce FX 5900 Ultraに差し替えたのですが、やはりあらゆる場面で性能が劣っているのを実感できてしまったため、すぐに秋葉原に行って買ってきたのがGeForce 7900 GSのAGP版でした。
このGeForce 7900 GSは大幅なオーバークロック仕様であり、コアクロックは550MHz(定格は450MHz)、メモリクロックは1.46GHz(定格は1.32GHz)となっていました。さすがにリファレンス準拠のクーラーでは冷却が追いつかなかったのでしょう。基板自体は普通の設計なのですが、GPUに付いている冷却ファンは重量級の金属製で、2スロット幅のものでした。
効率が良かったとはいえGeForce 6800 GTはコアクロック350MHzで動作していたのですから、単純比較は出来ないもののコアクロックで200MHzもGeForce 7900 GSが上回っていて、体感速度も1ランク以上速くなったという印象があるほどの違いを見せてくれました。
速度では十分に満足感が高かったこの製品ですが、やはりこのクロック設定には無理があったのかもしれません。購入からわずか3カ月少々で故障して修理行きとなってしまいました。PCパーツの修理は当然時間がかかりますから、そうなった時点でこのカードの復帰は諦め、PC量販店で中古品が置かれていた、上位製品のGeForce 7950 GTを買って入れ替えてしまいました。
速度という意味では素晴らしい製品だったと思うのですが、簡単に壊れるほど無理のあるクロックを設定する必要があったのか、疑問視せざるを得ません。個人的にもこの辺りからオーバークロックされている製品には信頼をおかなくなってしまいました。もっとも、現在メインOCで使っているGeForce GTX 460もオーバークロック品ではあるのですが…。
定格駆動か、もう少しおとなしいオーバークロックでとどまっていれば文句なしに満足できたと思うだけに、少々勿体ないような気もします。
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購入金額
19,970円
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購入日
2007年08月25日
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購入場所
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