■こんな感じ
本の片側ページごとスキャニングするA4版書籍専用のスキャナだ。
一般のフラットベッドスキャナによる、本を見開き状態でスキャニングした際に発生する、本のページ中央の影は発生しない。読取りエッジが2mmで、とじしろ深くスキャンできるという。
分厚い本や資料の開き目部分のスキャンが陰なくできる。一生懸命押さえる苦労とガラスが割れる心配から解放された。
接続は裏面の電源コードとパソコン接続用のUSBケーブルのみ:
光学解像度1200dpi、CCD方式のフルカラーA4サイズスキャナで、スキャナランプにLEDを採用のため、電源投入後の、スキャナランプのウォームアップ時間は不要で 即スキャニング作業が可能だ:
各スキャニングモードのボタンがボディに付いていてスキャニングモードの変更も一発で自由自在だ:
本体は非常に軽い!完全にプラスチックって感じ。
■使ってみた
簡単なテストをしたところ、速い。カラー300dpi解像度のスキャンはA4サイズの1枚が10秒程度で終わる。
ユーティリティソフトのBook Pavilion:
1枚1枚スキャンの直後でも、表示画面の回転ボタンで向きを調整することが出来るので、便利だ。
複数スキャン時180回転もこの種のスキャンに便利なソフト機能の一つだ。向きを揃えてくれる。
PDFへ直接保存できて,OCRソフトも付属している。
スキャン終了後、転送ボタンをクリックして初めてHDDやUSBメモリなどにデータがPDFに変換され保存される。うっかりしてキャンセルすると、特に何枚もスキャンした場合、データが消えてしまう大変なことになる。
【2012年10月9日追記】
最近本格的に使い始めた。スキャン速度が速くて,A4の300dpiの画質ででも3、4秒で終わるので、非常に軽快に感じる。今までのイライラさはほぼ解消された。というか、特に分厚い本のスキャンが楽しみになったのだ。
【2012年11月21日追記】
ソフト画面のモード設定ボタンをクリックすると、カラー、グレー、テキスト(モノクロ)それぞれのモードで、上部にある小さい窓からスキャンの画質を確認しながら調整できる。窓は小さいが、表示されるないようをスライドさせることが可能なので、スキャン画面の全体の確認が出来る。
連続スキャンモードも用意されている:
一々ボタンを押す必要がなく、ページをめくってセットするだけで、スキャンが続く。万が一間に合わなかった場合でも、始まった次のページのスキャンを「キャンセル」ボタンでスキャンを止めて、セットをしてから、再度スキャンを始めれば、それまでにスキャンされた内容に続いて、新しいスキャン内容が追加されるので、せっかくスキャンした大量のデータを失うことがないので、がっかりする必要がない。自分は現在ほとんど1秒間隔で使っている。
同じく、途中でスキャンが失敗した場合でも、次のページのスキャンを途中でキャンセルし、失敗したページを本体の「Delete」ボタン、またはソフト画面の「×」ボタンで消してから、スキャンをしなおせば、自動回転もそのまま維持され、スキャンを続けることができる。
【2013年8月30日追記】
頻繁に使っているので、ソフトの更新で機能が向上し続けていることもわかる。
一つすごいというか、救われた機能が分かった:
時々スキャン前に保存ファイルの名前を設定し忘れることがあり、100ページも200ページもスキャンのした後に、転送ボタンを押すと、転送が始まるが、時間がかかってあげく、失敗したというエラーが出て、転送ボタンもグレーになって何もできなくなってしまう、のような場合は、何回かがっかりさせられた。
しかし、ある日、同じようなトラブルの翌日に、改めてファイル名を設定したうえ、スキャンしてから転送ボタンを押して保存したら、保存されたファイルを見ると、前日のスキャンした内容の後ろに、新しいスキャン内容が一緒に入っていた。ということは、転送失敗した場合、それまでにスキャンされた内容がソフトによってどこかに保存されていたのだ!何とも頼もしい隠れ機能だ!何回もあきらめたスキャンデータは本当にもったいなかった。でも、それならば、失敗した場合、ソフト上で確認のメッセージが出て、再度保存できるようにしてくれればいいのに?
■ユーティリティソフトの更新
割と年に2回程度のペースで更新されていて、機能も少しずつ改善されているのだ。
■不満な点:
・ユーティリティソフトの画面が小さすぎる(変更できない)
・本体にもプレビューボタンを付けてほしい
・連続スキャンの時、対象のイメージを確認し、自動的にスキャンモード(カラー、グレーとモノクロ)を変えてくれるとありがたい
【2014年8月13日追記】
最初からそうなっていたのか、最近のアップデートで改善されたのか、つい先日、カラーの連続スキャン中、間違って本体のモノクロボタンを押してしまったため、カラーのスキャンがモノクロに変わってしまった。それに気づいて、がっかりするよりも、うれしかった: いつでもカラー、グレーとモノクロの間で切り替えるのだ。素晴らしい!
取説を読んでいないから、できるといいのにと期待していたことがいつできるようになったか、謎のまま。でも、使い心地がまた格段によくなった。
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購入金額
58,200円
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購入日
2012年05月25日
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購入場所
aoidiskさん
2012/06/14
なかなか良いお値段しますね
影がつくと、ゆがみがあると
嫌なときありますからね。
いいな
ZigZagmanさん
2012/06/14
コメントありがとうございます。
レビュー文が説明足らず、誤解を招いたようで、すみません。
以前展示会で見かけた工業用のがもっと大型でした。今回のが家庭やオフィス用だと思います。
蒼-aoi-さん
2012/10/18
かなり昔、普通のフラットベッドでスキャンした時は、綴じの部分や本の外側が真っ黒になってしまってました。
本専用ってこれからの時代に向けて需要がありそうですね。
ZigZagmanさん
2012/10/18
コメントありがとうございます!
そうなんですよ。とても気に入りました。時間があればどんどんスキャンしたいくらいですね。
がじおさん
2013/05/30
欲しいなぁ…。(((o(*゚▽゚*)o)))
ZigZagmanさん
2013/05/30
コメントありがとうございます!
これはいいですよ。使い始めたら、止められません。最新版のユーティリティソフトにはまだ不満がありますが。