毎度のことながらキャラクターの造形がハンパないんですが、今回は主人公が定年後の3人のオッサンですよ?
こう言っては何ですが、女性の作者でここまでオッサンの心情が分かる人って珍しいんじゃないでしょうか。
もちろん定年する年代ということもあって、作中には息子や孫など老若男女が登場するワケなんですが、どのキャラクターも生き生きしていて、読んでて非常に楽しいです♪
ただそこは有川さんの作品なんで、作中に出てくる問題は暴行からマルチ商法まで非常に現実味のあるものばかりで、現実に対する問題提起とその解答例という感じで作品を見ることも出来て、感心する場面も多くありました。
定年まで働いてきたオッサンなので、ゲームによくある「世界を救う」などとおべんちゃらは使わないし、自分たちの出来る範囲・ご近所で活躍するというのが現実的で面白いですね。
こんな人たちがいたら世間も多少は違うんじゃないかなと思わせてくれる作品だと思います♪
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購入金額
730円
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購入日
2012年05月01日
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購入場所
楽天ブックス
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