今回取り上げているAT-ML180(写真左)の下位モデルに当たるAT-ML170(写真右)もこの時期に購入したもので、コイル線材がLC-OFCからPCOCCに変更された、AT-ML170/occの発売後に処分されていたものを購入したと記憶しています。
AT-ML180の方は、約10年ほど前に中古で購入したものです。新品当時の希望小売価格は40,000円だったと思いますが、購入価格はその10分の1程度であったと記憶しています。
その時点で発売からかなり経過していたモデルであり、とりあえず音質を確かめられれば十分という程度の認識で買ってきました。
ところが元々耐摩耗性に優れるML針で、かつ最上位仕様ということで下位モデルと比較してもかなり精密な針先を採用していたためなのか、古さが全く気にならないほど緻密な音を出してくれるのです。
もちろん、より高価なMCカートリッジと比べれば微細な表現力や音の立体感など及ばない点も多いのですが、針先の良さのおかげか溝が細かく正確なトレースが難しいと思われるようなレコードでも、軽々と再生してみせるという大きなメリットがあります。
カンチレバー部分は金蒸着ボロンを採用するなど、素材などはかなり贅を尽くした仕様となっていて、今ならとてもこの価格では元が取れないと思われる力作です。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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