最終更新日2013/3/13
Windows Home Server 2011 で Windows 8 のバックアップと復元を
希望される方は、必ずアップグレード版を使用し
Windowsが立ち上がっている状態からアップグレードインストールを
実行してインストールを行ってください。
(2013/3/13現在HotfixをあてることでGPTでのバックアップが可能になりました)
まずはWindows 8 のシステムドライブのフォーマット形式についての説明。
Windows 8 はGPTフォーマットでの運用になります。
これは昨今のHDDの大容量化に対応するためだと思われます。
※HDDなどのフォーマット形式の種類で2TBより大きいサイズの容量の場合
MBRでは自動で 2TB+残り といったパーテーションに区切られます。
GPTでは2TBより大きい容量でも丸ごと1つの領域として使うことができます。
要は3TBなど容量の大きなドライブをシステムドライブに使えるようにする為なので
Windows 8 においては3TBのHDDをそのままパーテーション分割することなく
使うことができます。
それに対してWHS2011自体はGPTというフォーマット形式に対応しているのですが
それはデーター領域として使う際に指定してあげての事となりメイン動作はMBRに
なります。
また使用上WHS2011でバックアップできる領域の大きさは1つ2TBまでと
いう仕様になっているようです。
このことから Windows 8 の場合GPT形式をつかっているので現段階WHS2011では
自動バックアップが出来ない仕様となっております。
コネクタのインストール・ダッシュボードからの操作
メディアの再生などはできるので、バックアップのみ非対応という認識でよいと思います。
このような視点から考えるに、WHS2011でのバックアップは
仕様上3TB以上ドライブをもつクライアントPCのバックアップが出来ない以上
大きな変更でもない限り対応できないままになりそうです。
無理を承知でお願いするのは、パッチにてGPT形式のバックアップと
リストアが出来るようにしてほしいなぁ~~~
新規インストールだとGPT形式でのインストールとなるので
ものは試しにとアップグレードでインストールしてみました。
これはアップグレードだとMBR形式のままWindows8がインストールされるのでは?
というところからの検証でした。
結果からいうとMBR形式であればバックアップと復元ができます。
WHS2011でWindows8 をバックアップさせるには
アップデートであれ新規であれMBR形式でのインストールが必須になります。
MBR形式でインストールされている場合に限り
WHS2011でのバックアップと復元が出来るようになります。
現状はUEFIブートによる起動の早さを取るのか
今までと同じように快適なWHS2011との連携を取るのか
しっかりと考えた上で Windows8 の導入に踏み切ったほうがよいようです。
マイクロソフトからHotfixが出ていました。
WHS2011でGPT形式のクライアントのバックアップを可能にするHotfix
http://support.microsoft.com/kb/2781272
このHotfixをあてるとWHS2011でもGPT形式のクライアントのバックアップと
復元が出来るようになるとのこと。
ただし!MSでもちゃんとした検証を行っておらず導入は自己責任で!
しかも!!入れちゃったら可能な限り削除はしないでほしいとのこと。
もう博打ですね(笑)
ということで、やってみました。
Hotfixをあててサーバーを再起動するとクライアントコネクタの更新が入ります。
クライアントコネクタの更新が完了したところでバックアップ開始。
無事バックアップは成功。
USBメモリキーを新たに作成します。
クライアントPCのネットワークドライバもWin8用を解凍し
USBメモリキーにいれます。
BIOS起動時にUEFIからUSBメモリを起動させ復元
あとは指示通りに復元させていけばOK
細かなUSBメモリキーを使った復元方法は
ちょっと長くて探すのが大変ですがこちらを参照ください。
気になる復元後ですが
と、無事GPTフォーマット形式のOSインストールドライブになりました。
また、検証PCにはSSDにWin7も入っており
毎回手動でBIOSから起動ドライブを選択しWin7とWin8かを起動させていたのですが
今回の復元後にWin8を起動させてみたところデュアルブート環境に変更されてました。
2013/2/4 アップグレードインストール時のWHS201へのバックアップを追記
2013/2/5 MBR形式でのバックアップと復元を確認したので追記
2013/3/13 WHS2011がHotfixを当てることでGPTのバックアップが可能になったので追記
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購入金額
0円
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購入日
2013年02月03日
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購入場所
pixyfileさん
2013/02/07
なんどもコケるからダメなのだとは思っていましたが・・・
bibirikotetuさん
2013/02/07
ちゃんとアナウンスしてほしいですよね。