ポータブルDAT以降、生録音に使えるような機材を買っていませんでしたので、何となく買ってみました。
ただ、買ってから既に3年以上経過しているのですが、その間実際に録音用として使ったのはほんの3~4回です。よく考えたらDATにもマイクまで買ったのに、実際に録音したことは殆どありませんでした。自分の学習能力のなさを感じます。
実際に録音に使った際の感想としては、PCMやWMAで録音できるということは大きなメリットと思います。手軽ながらまずまず聴ける音質が確保できますので。ただ、所詮ポータブル機器の内蔵マイクである以上、ファイルフォーマットよりもマイクの性能が音質面でのネックとなってしまいます。高域方向の集音能力が低いため、後で補正しようと思っても補正しきれないのです。どのみち音楽などは録音したままの状態で聴くことはあまりないと思われますので、ややハイ上がり目に録音しておいてくれた方が後で助かるのですが…。
内蔵メモリーの2GBはさすがにこれ単体で使うことを考えれば少なすぎますが、SDHCカード用のスロットがありますので、最初からこちらを重点的に使うようにしておけば問題は無いでしょう。
また、再生機器として見てみると、WAV/WMA/MP3に対応したプレイヤーということになります。
この場合の音質は、低域方向は質、量共に意外と良好です。その反面、高域方向はとても最近のデジタル機器とは思えないほど粗くなります。他のPCMレコーダーと異なり、24bit/96kHzに対応していないことで使っているDAC等の質が低いのかもしれません。
PCMレコーダーとしては小型軽量で、操作性などから考えても手軽さを感じさせるため、入門用機材としてはよく出来ていると思うのですが、録音再生共に音質に関して一定以上の期待をしてはいけない機種といえるでしょう。
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購入金額
17,800円
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購入日
2009年01月17日
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購入場所
カレーを箸で食ってるかもしれない男さん
2012/04/10
末永く頑張ってほしいです。
jive9821さん
2012/04/10
コメント有難うございます。
私も単品オーディオではケンウッド製品はアンプ、アナログプレイヤーなど愛用しています。そのうちこれらもレビューを書こうと思っていますが。
それだけにポータブル機器にも期待しているので、もっと音質の追求を続けて欲しいと思っています。