川井郁子。日本のヴァイオリニスト。クラシックを基軸に持ちながら、そのポピュラー化に熱心で、ジャズやラテン界での共演も多い。
この盤は彼女のファーストアルバム。ジャケットの情熱的な赤いドレスが示すように、情熱的な名作が彼女のエモーショナルな演奏によって蘇る作品。「Red Violin」。ロドリーゴのアランフェス協奏曲。情熱的な古河昌義のスパニッシュギターに続いて、朗々とした川井のヴァイオリンが入る。6/8のイメージで拍を採るダイナミックなバックに、時にギターの対旋律となり、時に切々と主旋律を奏でる。(途中独奏になる時は特に)音量のダイナミクスさと音色の豊かさで情感深く、あの有名なメロディを歌い上げる!
「Margarita Concert (Adagio)」は塩入俊哉の切ないアコーディオンの調べ。古河の生ギのオブリとキレるカッティング。ストリングスのバックもあり、川井のヴァイオリンは周りに溶け込み、切ない旋律を聴かせる。無機質なハンドクラップ音が新しい。
「Nostalgia in Blue」はFebian Reza Paneのピアノと中西俊博
のMelodionの旋律の上で、川井のヴァイオリンが踊る。静かにたゆたうような曲調でポツポツとリズムを刻むのは天野清継
のアコギ。中間部の吉川よしひろのcelloのソロがハッとするほど新鮮。
他にもPrinceファミリーのSheila-Eがパーカッションに参加してたりする意欲作。構えて聴かなくて良い親しみやすいメロディ。これは購入店のインストアライヴかなんかでサインをしてもらったモノ。そのライヴパフォーマンスも情熱的でしたよ!!
【収録曲】
1. Red Violin (Aranjuez)/恋のアランフェス(レッド・ヴァイオリン)
2. Amor de Verano/アモール・デ・ヴェラーノ
3. Margarita Concert (Adagio)/マルガリータ・コンチェルト(アダージョ)
4. Golden Dawn/ゴールデン・ドーン
5. Tempest/プレリュードとアレグロ(テンペスト)
6. Nostalgia in Blue/ノスタルジア・イン・ブルー
7. En Cordoba/エン・コルドバ
8. Scarlett Confession/スカーレット・コンフェッション
9. Carmen Rouge/カルメン・ルージュ
10. Indigo Waltz/インディゴ・ワルツ
「Red Violin」・・・CDとは演奏者や楽器構成、アレンジが違います。
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購入金額
3,000円
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購入日
2000年頃
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購入場所
石丸電気
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