ドイツ軍の第二次世界大戦初期~中期の主力戦車、Ⅲ号戦車J型後期です。これはスマートキットと言いながら全くもってスマートではないキットたちがひと段落して、割とスマートになった頃のモデルです。それでも、履帯を一枚一枚組み立てるマジックトラック、エッチングパーツのメッシュ類、クリアーパーツのペリスコープ、カルトグラフのデカールと、かなり充実していると言える内容です。
このキットは、確か中3のときに作りました。塗装はクレオスのジャーマングレーを、タミヤのエアブラシで塗り、その上から適当なグレー何種類かでドライブラシ、クレオスのパステルで汚しをしたのだと思われます。戦車プラモに慣れてきた頃ですが、雑な仕上げですねぇw
ドラゴンのキットとしては多分4個目だと思いますが、以前に作ったものは古いキットで、新しいキットとしては初となります。それまでのドラゴンキットとはかなり違う印象で、かっちりはまってくれます。しかし、ドラゴソ語はしっかりと健在です。
Ⅲ号戦車J型には、前期型と後期型があり、このキットは両方を再現できるようになっています。両者の違いは、主砲の砲身長の違いで、前期型は42口径、後期型は60口径の50mm砲を搭載しています。口径というのは、砲身長が砲の直径の何倍であるかを示す数値で、60口径の場合は50X60=3000mmの砲身長となります。砲身長が長いほど砲弾の速度が上がるので、それだけ貫徹力が増します。強力なロシア戦車に対して、新型戦車が開発されるまでのその場しのぎとしてⅢ・Ⅳ号戦車の長砲身化が行われたのです。
これに加え、装甲厚の増加も行われており、前期・後期ともに追加装甲を装備できるようになっています。自分は、後期型の追加装甲なしで組み立てました。
大戦初期と、後期の主力戦車という事で、同じドラゴンのⅤ号戦車 パンターD型とです。一緒にWTMの1/144パンターG型もです。30tクラスの戦車と45tクラスの戦車なので、大きさはまるで違いますね。
しかし、このごつごつした感じは何とも言えない良さがあると思います。
~以下製作当時の写真~
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購入金額
3,600円
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購入日
2007年05月頃
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購入場所
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