80PLUS認証も当然無く、容量も400Wと廉価ケース付属品といい勝負な電源なのだが、8cmファンを使用したストレート排気というのが珍しかったので確保。何せ我が家はストレート排気専用ケースが2個、さらにどっちかといえばストレートのがいいケースが更に1個ある。
現在家で動いているストレート排気はAntec EA-380とAQTIS(現PowerX)のAP-420CKM小錻力。EA-380は何かと消費電力比較の際に基準として使っているので、毎回ケースから外すのは面倒になってきた。そこでEA-380をテスト専用に回し、その代わりに1つストレート電源を補充したかったわけだ。
当初はAP420-CKM小錻力の後継になるVTP-425PS3 小錻力4を狙っていたのだが、1980円という価格につられてまずはコチラ。
知り合いの所で別のZUMAX電源(430Wの12cmファンモデル)2台が2年間の酷使で問題なく稼働中というのもあったので1個試してみたかったのもある。
小錻力シリーズと異なり奥行きは14cmと一般的サイズだが、なんと小錻力より軽い。どんだけ中スッカラカンなんだよ。ちなみに先述の430Wモデルもかなり軽かったらしい。
出力は400Wで瞬間最大は450W。コネクタ数はSATA*3、大4pin*3+小4pin、20+4pinマザーと4pin補助。PCIex用の補助コネクタは無いものの、400W電源としてみれば十分な数だ。
ケーブル類は最低限しか束ねられておらず、バラバラなのだがやわらかいケーブルを使用しているので配線はしやすい。タイラップが付属するので適宜コレで束ねろということか。
動作音は古い8cmファン電源に比べると全然静かで、EA-380と同程度。但し12cmファン搭載電源に比べるとやはり不利。
せっかくだし効率を計測してみよう。計測機器はいつものワットモニター、比較電源は先ほどのストレート排気コンビだ。PCはPentiumIII 1.4GHzにRADEON X850 XT PEを使用したレガシーマシン。普段ならアイドル時とPrime95をぶん回した時を計測するのだが、PentiumIIIはアイドル時と負荷時の差が少ないので、とりあえずインストールしてあったCM2004R3のD2Dベンチを走らせ、RadeonX800側に高負荷をかけて消費電力を増やしてみた。そちらの数値はベンチ中の最大値。
電源型番 待機 / アイドル / ベンチ
EA-380 3.2W / 85.2W / 128W
AP-420CKM 4.5W / 90.6W / 131W
ZU-400B 4.4W / 91.4W / 136W
80PLUS ST認証のEA-380に負ける事は判っていたが、まさか小錻力にも明確な差をつけられるとは。まあ見方によっては小錻力が意外と高効率ともいえる。
とはいえ、新品を単品購入できるストレート排気電源というのは小錻力共々レアな存在だ。ストレート排気電源を求める人間が今更どの程度居るのかは判らないが、古いケースに愛着があってまだ活用したい時の選択肢の一つとして、もしくはそういうケースの為の予備用としてもしていいかもしれない。
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購入金額
1,980円
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購入日
2012年03月07日
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購入場所
Sofmap
けんこうさんさん
2012/03/08
白・黒を各1個づつ溜め込んでいる私としては・・・
ストレート排気の電源でないとヤバイ!
下小川さん
2012/03/09
品質はまあ価格なりかもしれませんが、sofmap特価の1980円なら予備として確保しておいてもいいかも?