ドラゴンボールZのゲーム。
カードバトル形式。
と来たら、「強襲サイヤ人」「激神フリーザ」「烈戦人造人間」のFC3部作か、
SFCの「超サイヤ伝説」を思い浮かべるゲーマーは、多いと思います。
上記の4つのゲームを想像して、購入した人も多かったのではないかな、と。
ちらりと見かけた時に、興味があったものの、
「どうせ、積むし、ドラゴンボールみたいなメジャータイトルは、後で中古でもいいや」
と、一旦様子見。
すると、下り竜の如くに下落する中古価格。
「これは、地雷だな」
L2さんとしては、もう、底値狙いしかないと確信。
入手してみると、想像に違わない「やらかした」ゲームでした。
悟空、悟飯、ピッコロ、ベジータの4人をメインにしたストーリーモード。
ステージ(○話と表記)クリア型のカード使用による、双六風移動&バトル。
経験値によってレベルアップして、強くなっていく。
また、アイテムを入手すると、カードの数字や、種類を強化OR変化させたり、回復出来たりする。
こういう書き方をすると、FC版に近いゲームだと錯覚しますね。
確かに、移動シーンは、かなり近いです。PS2の格闘アクションの双六風移動シーンにも近いかな。
しかし、他の要素は別物です。
ガッカリポイントが結構ありまして。
・ステージ数は、あらすじを読むだけ(文字オンリー)、というステージで稼がれております。
・戦闘シーンは、紙芝居会話シーンで使われている一枚絵が、揺れるとか、エフェクト受けて光るとか、そういうレベルの演出。
光線技の演出も、右から左か、左から右の横方向のみで、FC、SFCで迫力を感じた斜めに突っ切る演出とかも無い(多分、うろ覚えですが)
・絵のレベルは、顔は多少頑張っている(キャラによっては??となる事も有り)方ですが、
体格とかバランスとか、手や握りこぶしの指とかが適当に書かれているように見え、
不自然な角度だったり、演出時の右向き左向きは、反転しただけなので、向きが変わるとバランスが明確に崩れるという感じで、完成度は低いと言わざるを得ない。
・BGMも、ゲームオリジナルで、原作再現シーンで感情移入し難い。
・戦闘方式は、カードの数字の大小比較での勝ち=攻撃、の繰り返し。当然、負け続けると攻撃は一切出来ません。完封負けもあります。
かなり、テンポが悪いと感じる場面が多いです。レベリング必須な場面があるのに、その気力を確保する事が困難だったりします。
必殺技は、出したカードの数字依存。後述のレベルアップ関連の不満に詳しく書きます。
超必殺技演出も存在しておりますが、運任せなので、狙って出せるものでは到底ありません。
頑張って出しても、演出?と言う感じではあるのですが。
・戦闘力表記ではなく、レベル表記。HPを始め、攻撃力、防御力の数値がマスクデータ状態(HPバーはありますけれども、その最大値が分からないのです)。
・レベルアップでアップする能力値もほぼマスクデータなので不明、HPは数値出ますが、元が幾つか分からないので、結局はよく分からない。
カードの効果がレベルアップ時に上がるはずですが、ランダムなので、厳選しないとポンコツになる可能性有り。
必殺技は、このレベルアップ時に技カードレベルを上げないと増えません。しかも、技は一つ増えると、一番低い数字の技が押し出されて消えていきます。
当然、追加される技の方が強力なので、押し出されても問題は無いのですが、使い勝手の良い技も押し出されていってしまうので、レベルアップ前の方が戦いやすかった、という事も起きます。
いやあ、中々に評価の下がるポイントが多くて、困りますね。
逆に、評価できるポイントは、というと。
・……………大筋? では、おおよそ、大体のところあっているストーリー。
・投げ出す程、酷いゲームバランスでは無いかもしれない、と思う人もいるとL2さんは考えるかな、のバランス。
位でしょうか。
期待値を高くして臨んだプレイだったので、ガッカリポイントが多くなりました。
が、FC版などのあの演出、戦闘シーンに痺れた世代としては、頑張っていないと評価するしかない、胸の内。
一応、悟空、悟飯、ピッコロ、ベジータ編、全てクリアしました。
悟空と、ベジータは裏ボス(とはいっても、ラスボスの数字が強化されただけで他に変化は無い)も倒しています。
うろ覚えのあらすじを、うろ覚えの人が解説してくれる、そんな感じなのですが、ドラゴンボールZのストーリーをここまで大味とはいえ、通して収録しているゲームは少ないので、そこは評価してますよ。
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購入金額
950円
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購入日
不明
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購入場所
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