既に一番大きいタイプのネジザウルスを持っていますが、
そんなにネジ頭が潰れて抜けないという事は無く本来の機能は使えていませんが、ガッチリ掴むという点に於いて他のペンチやプライヤの比では無く、使用頻度はとても高いです。
しかし先のレビューでも書いていたように上のモノは厚みがあるので、狭い所で使えないので小さめのネジザウルスの購入を考えていました。
そしてついに購入を決心した時に店頭で見比べていると、上記はネジを掴む所が先端だけで針金などもカット出来るペンチタイプでしたが、他にカッター部が無いプライヤタイプである本品などもあります。
ペンチタイプでも先のモノより小さいネジザウルスだとカッターだけでなく内側にネジをくわえる部分もありますが、本品に比べるとくわえる部分が短くなります。
針金をカットするなら大きいモノで出来ますので、どうせなら薄い本体でより掴めるネジのサイズの幅があった方が良いので、本品を選びました。
【仕様・外観】
まず仕様を先の大きいネジザウルス(PZ-59)と一番普及している PZ-58と比べて見ていただきます。
先端の厚みですが、大きいネジザウルスに比べ 5.5mm薄くなっています。
これにより当然先端でくわえる事の出来るネジのサイズが変ってきますが、本品では本体側でもくわえる事が出来るので、大きいネジザウルスと比べても最大ネジ径サイズが 1mmしか違いません。
もっとも、その分針金等は切れませんし 10mmより大きいネジは本体を横向きで使う事になるので、使える場所も限られてしまいます。
この辺は今後使い分けて行く事になるでしょう。
そしてもう一つの本品の強みは掴む対象のサイズにより先端の開き具合を変えられるので
ネジの大きさに限らず力を入れ易くなっています。
後、購入後に材質の違いに気付いたのですが、これはプライヤというレンチ等に近い使い方もする事が多い本品は他のネジザウルスよりも硬さだけでなく粘り強さが求められている為かと思われます。
(一般に固さを求められる用途では炭素を多く含まれる鋼材が使われ、
硬さと同時に粘り強さが求められる用途ではクロムやバナジウム、
モリブデンといった鋼材(合金鋼)が使われます)
相変わらずなんでも掴めそうな先端の縦溝・横溝に加え、本体側でもくわえる事が出来るので、掴むという用途ではこちらの方が得意そうです。
安定の掴み心地
今回も目的があって購入した訳では無かったのですぐに使う事はなかったのですが、やはり初めての利用は潰れたネジのレスキューではありませんでした(^^;
先日息子が自転車用に自分で購入したセンタースタンドを取り付けるのに、どうしてもすぐに外れてしまうと泣きついてきました。
見ると六角穴で周りがギザギザしているボルトで留められているのですが、すぐ上にギア変速機が固定されており六角レンチが入りません。
変速機を一旦外してやれば固定できますが、元に戻す時に調整出来る自信がなかったのでこのままで固定する事にしました。
まず最初に浮かんだのが、最近はなんでも掴む作業は大きいネジザウルスを使っていたので、そちらでやってみる事にしました。
結構しっかり留められたように思えたのですが、しばらくするとまた緩んできてしまいました。
ちょうどこのタイミングが本品を購入した後だったので「これでやってダメならボルト自体を六角ヘッドのモノに変えてレンチで締めよう」と思っていたのですが、本品の本体側でくわえて締め付けたら明らかに前回よりきつく締め上げられました。
考えてみればプライヤで六角ボルトとかも締められましたね。すっかりネジザウルスの先端の咥え力ばかりに頭がいっており、プライヤの用途自体忘れてました。
(家を探せば他のプライヤもあったはず)
締めるボルトは六角ヘッドではないですが、一度掴んだ位置からズレません。
上の写真でボルト周りが少し削れているのは、大きなネジザウルスを使った時の跡です。
その後息子が何度も自転車に乗っていますが、ボルトが緩んでくる事無くセンタースタンドを使えています。
潰れたネジのレスキューで使う日が来るかは分かりませんが、大きなネジザウルス以上に出番が多くなりそうです(^^
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購入金額
1,980円
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購入日
2017年01月23日
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購入場所
島忠ホームセンター
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