私が先日購入したマザーボード、GA-Z68XP-UD4
この製品は、メモリーとCPUクーラーの位置が非常に近く、CPUクーラーを選びます。
この赤丸のせいで、非常にサイズがぎりぎり。しかも使っているメモリーが、ヒートシンクの背が高く、上にかぶるものはNG。
私の現状は、非常にめんどくさいわけです。
Ivy BridgeのCPUを使っても冷え、なおかつ干渉しない製品を探さなければいけません。
メモリー買い替えた方が、どれだけ簡単だったことか…
さて、今回の製品ですが、私がお気に入りのアスキー年末企画、CPUクーラー最強王者決定戦の2011年度版グランプリ作品です。
2010年度のCNPS9900MAX、2011年度共同グランプリのContac 30+に次いで、この企画で購入した製品は3点目ですね。
持った感じは、同年度グランプリ製品よりも高級感があります。
上部が黒く、ヒートシンクのアルミの銀も黒いファンに隠れてしまうため、やはり黒く見えます。
というか、このパソコン構成、見える部分のほとんどが黒いです。
メモリーに干渉せず、まだ少しの余裕があります。
また、高さも13cmファンを使用しているものの、クーラー本体は最大150mm。一般的なサイドフロークーラーよりも低いため、高さの面でも使いやすくなっています。
とりつけやすさはCPUクーラーの中では並みのレベルだと思います。
CPUクーラーをつけなれている方からすると、簡単な部類に入るかと思います。
使用するCPUが、性能は高いものの、グリスが問題になっているIvy Bridge世代の、i5 3570Kです。
温度に関しては、もちろんそちらのレビューのほうでも載せますが、ここでも載せておきます。
<<温度計測>>
・室温は24℃
・アイドル時は何もしてない状態で10分放置した状態がアイドル時、OCCTを1時間回した時の最高値が 負荷時とする
・計測のソフトはOCCTソフト内にある温度表示。各コアの最高温度ではなく、全体の温度で計測する
まずはリテールクーラーでの計測です。
アイドル:42℃
負荷時:80℃
次はクーラー交換後の温度です。
アイドル:38℃
負荷時:64℃
実は現在使っているこの3570Kですが、2個目のCPUです。1個目のほうは温度が非常に高く、リテールで最高85℃、クーラー交換後は70℃まで行きました。
これはあくまでも、グリスの影響で、今までとは違い冷却性能の差が出にくいというところでしょう。
今までのSandy Bridgeまでとは別物と考えたほうがいいかもしれません。
まあ、おそらく12cmファンがついているより、多少はましなのではないかと思います。
enermaxのあのファンにはさすがに負けると思いますが。
この13cmファンは、交換ができません。大きさという面はもちろん、従来の12cm、14cmファンと穴が合わない仕様になっており、専用製品となっています。
CNPS9900と同じで、壊れたら終わりです。
と、製品情報に書いてあるのですが、実際には、ファンの反対側にクリップを止めるためのものか、溝がついているため、これを利用すればファン交換ができるのではないかと思います。
クリップはついていないので、自己責任で試すしかないのですが。
もっとも、壊れるころにはもっといいクーラーも出ているはずなので、ほぼ使い捨てではないかと考えています。ソケットもそのころには変わっているでしょうし。
このCPUクーラーの最大の利点はやはり、干渉しにくいことではないかと思います。もちろん、する可能性もゼロではありませんが、メモリー干渉はしにくい製品だと思います。
私の環境でメモリーの制限がないというのは、何より一番いいことですから。
ただ、公式にはファン交換ができないといっている以上、LGA2011のCore i7、AMD FXシリーズの125W製品は、もう少し冷える製品か、ファンが2つつけられる製品にしておいたほうがいいかもしれません。
<追記>
ご指摘をいただき、ケース内のエアフローを調整したところ、CPUクーラー交換後の温度が、
64℃→60℃
になりました。-20度ということを考えると、かなり優秀な結果といえるかと思います。
メモリーに干渉しにくいように設計されている
13cmファンの影響で、それなりに風量はかせげている
サイドフロー製品の中でも背は低い
ファンの大きさの割には音もそれなり
ファンの交換が考えられていない
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購入金額
3,132円
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購入日
2012年08月08日
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購入場所
ソフマップ
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